小さな幽霊達に狙われてます【浦島坂田船】

にわ ページ3

Aside

私、Aは只今非常に困っています

「……あの、まだ怒ってます？」

先程「手のひらサイズ」って言ったことを非常に気にされてるのだ

う「別に……怒ってないけど？ね、志麻くん」

志「うん、もうこのサイズに慣れたしな……」

特にこっちの2人が拗ねてしまっているのだ

坂「もー……うらさんとまーしぃが小さいのはいつもの事やん……」

おいそこ、火に油を注ぐな

セ「坂田……お前2人に殺されるで？」

坂「え？なんでっ！？」

……正直に言おう

皆さん小さいからなにをしてても可愛いのだ

お化けは怖いもの。なんて考えたのは一体誰だろう


そして遂にうらたさんが口を開く

う「……Trick or Treat」

「……え？」

う「だから！Trick or Treat！お菓子くれたら許してやるから！」

…………可愛い

「あ、はい、ちょっと待っててください」

なんだろう、天使かな？あ……堕天使か

そう考えながらお菓子を探す

志麻さんとうらたさんの分って言ってもあの小ささだしあんまりいらないよな……

そう考え取り敢えず小さなキャンディとチョコレートを持って行ってみる

勿論坂田さんとセンラさんの分も

「っと……これでいいですか？」

うらたさんがトコトコとお菓子の元へ近寄りチョコレートを手に取る

開けずらそうにしていたので開けて上げると1口食べる

その光景をじっと眺めていると

う「……ん、合格」

こちらを向き軽く笑って一言

するとほかの3人が羨ましそうに見ているのが目に入る

「3人の分もありますよ？」

そう言って私はお菓子を差し出す

それぞれのお菓子を開封してあげると各々が食べ始める

その姿は見ているだけで癒しになり

私を狙ってきているとは思えないな……

なんて考えたりもしていた


パシャリ

私は写真を撮って保存しておくことにした

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