小さな幽霊達に狙われてます【浦島坂田船】

じゅうにわ ページ13

Aside

「えっと……いきなりどうしたんですか？」

時はお風呂上がり

リビングに辿り着き4人を座らせた時にいきなり


坂「だーかーらー、まーしぃだけずるいやん？」

志「ちょ、ダメやよA、俺だけにしといて？」

セ「志麻くん？抜けがけはダメやろ？」

う「取り敢えず俺達にも敬語、外せよ」


と言うような感じで迫られているのだ

問おう。私が敬語を外すことに何の価値があるのでしょう

だけど4人からの視線を見ると断るに断れない


「……なんとお呼びすれば…？」

志「……外しちゃうん？A」

「う……ごめんね…？」


悲しそうな顔で言ってくる志麻くんに良心が痛む

うん……パーカーの裾を引っ張ってるの可愛いよ


う「呼び方か……うらたんとか？」

セ「いいんちゃいます？センラは…センラでいいですよ」

坂「そんなら僕はさかたんがいいな…！」


そういい3色の瞳がこちらに向けられる


「分かりまし…分かった」


そう言うと私はまず翠色の瞳を見つめる


「うら…たん、でいい？」

う「完璧…よろしくな」


そう言ってくるうらたんに笑いかけると

次は赤色の瞳の方をむく


「っと…さかたん…！」

坂「んふ、よろしくなぁ」


こちらに微笑んでくるさかたんを見ると

最後に蜂蜜色瞳を見る


「…センラ？」

セ「はい、よろしゅうな？」


よし。とぎこちない挨拶を終わらせて

紫色を見る


「志麻くん？」

志「ん、なんや？」

「志麻くんもよろしくね……？」

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