捜索 ページ33
(少し過激な表現が御座います、御了承下さい)
〜 side ドヨン 〜
Aが帰った時に誰かが宿舎で待って居た方が良いってテヨニヒョンの決定により、動転して涙を流すマークと話を聞いて127の部屋にやって来たマンネ達、それからテンとクンが残る事にした。流石にこの時間に未成年を出すのは危険だと強く言ってもコンゴンズの4人は言う事を聞こうとせず俺達より先に外に飛び出した。
WN「ヒョン」
暫く街中を小走りしていると俺と一緒に動くウィンウィンが急に俺の腕を掴んで止めるから、勢い余って俺は転びそうになる。
DY「おわっ、なんだよ」
WN「あ、あれ…」
ウィンウィンが指差す方には薄暗い公園があり、どう見ても人影は見えない。だけど少し、本当に微かに声が聞こえてそれが愛しい妹の声だと分かると俺達は全速力で駆け寄った。
DY「て…てめ！何してんだ！！！」
男「ハッ！ちっ…」
男2「逃げるぞ！！」
WN『逃がさない』
DY「ダメだ！追うな！」
灯りの無い公園の草むらに押し倒されたAの上に跨って衣服を剥ぎ取る男と、抵抗する彼女の身体を舐めるように見るもう1人の男は俺達を見るとすぐさま逃げ去って行った。
WN「ヒョン、何で」
DY「ウィンウィナ、俺達の事が知られたらダメだろ。世の中にバレたらいけないんだ」
WN「でも、あの人達は！」
DY「今は！！」
俺のデカイ声に強気だった弟が身体をビク付かせたのを視界の隅に捉えながらも震えて泣き続ける妹に自分の羽織るカーディガンを被せると膝裏と背中に腕を入れて抱き上げた。
DY「今はAを連れ帰る事が先決だろ」
WN「……」
少し難しい韓国語を使ってしまったが、ウィンウィンは首を縦に振って頷くと俺の後に続いて歩き始めた。幸いな事にすぐタクシーを捕まえられた俺達は無言のまま宿舎に向かった。
聞こえるのは愛しい妹の啜り泣く声だけ。
.
.
.
TY「A！！」
JY「これ濡れたタオルだから、身体拭こう」
JH「…誰がこんな事を」
DY「見つけた時に居た男達は知らない奴等だった」
TL「そいつ等は？」
DY「逃げました…俺達は追えないから」
既に連絡してから宿舎に到着するとコンゴンズ以外は揃っていて、リビングのソファーにAを座らせると力が抜けたように寝転んだ。
ソファーが汚れるとか、そんな事どうでも良くて。一刻も早く愛しい妹の汚れを落としたくて俺はタオルで拭くんだ。
.
続く (更新停止中)
お気に入り登録で更新通知を受け取ろう
←憤怒
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 361人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「NCT」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆま - はじめまして。前作も読ませていただき、続きが気になっていたところこちらの作品にたどり着き、作者様の作品から続きを拝見させて頂きました！あのあと続編などは無さそうですか？？nctを去ったあとのお話も気になります＾＾こちらの更新も楽しみにしてます。 (2020年4月25日 8時) (
レス) id: 78f4b32069 (このIDを非表示/違反報告)
バビロンの王女(プロフ) - ヨリ様 コメントありがとうございます。前作とはまた違ったお話にして行く気なのですが、その辺り自分の中でも構想がグチャグチャなので進めながら調節して行く気です。末長く見て頂けると有り難いです。 (2020年1月5日 14時) (レス) id: a4ec8b23ee (このIDを非表示/違反報告)
バビロンの王女(プロフ) - ウメ様 コメントありがとうございます。少し落ち着いたら再び始めますので宜しくお願い致します。 (2020年1月5日 14時) (レス) id: a4ec8b23ee (このIDを非表示/違反報告)
ヨリ(プロフ) - こんにちは！前作読ませていただきました！前作同様のストーリーでお話はもうお書きにならないでふか？？泣 (2020年1月5日 0時) (レス) id: 9e391a92de (このIDを非表示/違反報告)
ウメ - 初めまして。とても楽しく読ませていただいております。続き楽しみです。 (2019年11月21日 16時) (レス) id: 4f64cb2c86 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：heram | 作成日時：2019年7月25日 2時
