世界 ページ3
〜 side ジェヒョン 〜
初ステージを終えたNCTUの俺達は楽屋に戻ると涙を流した。今日の出来を嘆いた訳じゃないよ、ここまで来た事への感激の涙だった。それはAも同じで、テヨニヒョンが抱き締めてやると我慢していたのか唇を噛み締めながら泣くもんだから子供っぽい所もあるんだなって思わされる。
だけど皆気付いてた。きっと彼女も。
彼女のパートで掛け声が小さいどころか、アンチの声すら聞こえてきていた。
TE「泣き過ぎだよ〜」
「ううううぅまぐううぅ」
MK「うわ、ほら…おいで」
「まぐも嬉し？」
MK「俺マークね、名前変えないの」
たった半年なのに親友になっていた2人は抱き締め合うとお互いの涙を拭き取って笑い合っている。
「ヒョンもお疲れ様です」
JH「やっと泣き止んだの？」
「うぅ…」
JH「あっごめんって…何か嬉しくて」
DY「確かにな」
TY「やっと妹らしい所見せてくれたもんね」
頭を撫でてやれば活動の為に染めた水色の髪が揺れて落ちかけた巻き髪が彼女の顔を少し隠す。
メイクを落として宿舎に帰れば明日が休みとあってか皆起きていてAは嬉しそうにマークとソファに座ってヒョン達に今日の事を話していた。
JY 「緊張しなかった？」
「物凄く緊張したけど、あたしより緊張してた人が居たもん」
YT「マクか？」
MK「…俺ルーキーズからステージ出てますけど」
「ウィンウィニヒョンだよ、可愛かった」
KN『ウィンウィン緊張してたの？』
WN『……』
ウィンウィンの隣に座れば耳を赤くさせながらもAを睨んで軽く頬を摘んだ。可愛い奴だ。
WN「バラさない、言ったでしょ？」
「スイマセン」
TL「絶対可愛かっただろうね」
「何回も鏡見てから確認取って来るのが可愛かったですよ、本当に」
DY「何で逆にお前緊張しなかったんだよ」
笑いながらシャワー後のAの濡れた髪をタオルで拭いてやりながらソファの後ろからドヨニヒョンが問いかけるとマークも "確かに…余裕だったよね" っと呟く。
「ん〜…ブロードウェイが大好きで、ニューヨークの舞台になら立った事があるからかな？自然とステージを楽しめたし緊張するよりも、この世界を楽しんであわよくば染めてやろうって思うんだよねぇ」
MK「ほ〜」
TY「ブロードウェイ！？」
TE「だから初対面の時も舞台曲歌ったんだねぇ」
JN 「いや…驚きましょうよ…」
まだまだ謎の多い、そんなNCTヨジャです。
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ゆま - はじめまして。前作も読ませていただき、続きが気になっていたところこちらの作品にたどり着き、作者様の作品から続きを拝見させて頂きました！あのあと続編などは無さそうですか？？nctを去ったあとのお話も気になります＾＾こちらの更新も楽しみにしてます。 (2020年4月25日 8時) (
レス) id: 78f4b32069 (このIDを非表示/違反報告)
バビロンの王女(プロフ) - ヨリ様 コメントありがとうございます。前作とはまた違ったお話にして行く気なのですが、その辺り自分の中でも構想がグチャグチャなので進めながら調節して行く気です。末長く見て頂けると有り難いです。 (2020年1月5日 14時) (レス) id: a4ec8b23ee (このIDを非表示/違反報告)
バビロンの王女(プロフ) - ウメ様 コメントありがとうございます。少し落ち着いたら再び始めますので宜しくお願い致します。 (2020年1月5日 14時) (レス) id: a4ec8b23ee (このIDを非表示/違反報告)
ヨリ(プロフ) - こんにちは！前作読ませていただきました！前作同様のストーリーでお話はもうお書きにならないでふか？？泣 (2020年1月5日 0時) (レス) id: 9e391a92de (このIDを非表示/違反報告)
ウメ - 初めまして。とても楽しく読ませていただいております。続き楽しみです。 (2019年11月21日 16時) (レス) id: 4f64cb2c86 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：heram | 作成日時：2019年7月25日 2時
