イライラ ページ49
ヒョンソン君が不在の中、私は苦手なバラエティーやラジオの収録をこなす。
テソン「今頃あいつらは海外…
俺も行きたかったよ。Aだって行きたかっただろ?」
「私は海外よりも…バラエティーやラジオの仕事のほうが苦手。」
そう言って笑えば…
テソン「何よ…黙っていてもみんなが話を振ってくれるでしょ?
それに…絶対に誰か守ってくれるじゃん。」
そうだけど…だけど、私はいつもヒョンソン君の姿を探す。だけどヒョンソン君は私の隣にいない。
携帯を見てもヒョンソン君から連絡は来ないけど、boyfriendのツイッターを見れば元気なことがわかる。
テソン「ったく…ヒョンソン、好きだなー。」
「え…?」
テソン「今さ、俺のバッグの底からこんなメモが出てきたんだよ。
Aを泣かすような仕事をするな…俺のほうが頭痛いって。だって俺なんていつも言われてるんだぜ?
Aはちゃんとしてるのにマネージャーはなんなのって…俺のが泣きたいのにさ…スジョンは俺をboyfriendについていくなって言うし。」
マネージャーと言っても単なる肩書きでサラリーマンのテソンオッパは行き着く暇はないかもしれない。
「テソンオッパ…ありがとう。
私ね、スジョンオンニじゃないから不安だったけど…テソンオッパがいるから安心しなきゃいけないんだよね?」
テソン「Aさ、かわいい顔してやわらかい言葉で地味にきついんだよ。」
「ごめんなさい…」
テソン「だけどさ…スジョンは海外旅行に行ってるようなもんだ。」
「え…?」
テソン「だってさ、ヒョンソンがマネージャーみたいだもん。」
ヒョンソン君の面倒見の良さからなんとなく想像できる…私が困っていてもさりげなく手を差し伸べてくれる。
テソン「だってさ、日本のホテルで鍵なくしてもあいつらはなんとでもできるし…俺がいない方が自由かもな?
だけどヒョンソンだけだよ?俺にメールくれるの。」
「え…?」
テソン「スジョンなんて俺に連絡くれないのに…業務内容とかさ細かくメールしてくれるのヒョンソン。ヒョンソンにとってマネージャーは天職だよ。」
なんか…いやだ。ヒョンソン君がそう思われてるのも嫌だし…私に連絡をくれないのも嫌だ…。
なぜか無性にイライラした…。
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作者名:いっちー | 作成日時:2013年12月29日 20時