今日は絶対 ページ47
ボミと歌い終われば…
ソンジョン君とホヤオッパと歌うらしい。ヒョンソン君が隣から消えて色んな人と歌う…しっくりこない。
ボミと歌えた時は高校時代のようで楽しかったけど…
「このままボミがよかった…」
ﾃｿﾝ「わがまま言うなよ…来週は練習生時代の親友タオ君とか新人歌手サランとかと歌うんだから。」
サランさん…？
ﾃｿﾝ「ヒョンソン一押しだからな。それよりも…朝早いけど平気か？」
「うん。」
本当は全然平気なんかじゃない。だけどふっと目線を移動させればまた付箋が目につく。
―――やればできる。相手を信じて…―――
そう思うだけで無駄にやる気が出てくる。今だったら…愛してる…素直に言えるそんな気がする。
そして次の日の朝私は練習室の扉を開ける。
HY「A…」
「ホヤオッパ…ソンジョン君は？」
HY「あいつはきっとまだ夢の中。起こしたけど…代わりにソンギュヒョンならすぐ呼べるよ…。」
「なんで…？」
HY「気まずいだろ？」
「そんなことないよ？」
HY「知ってる。それよりも…
ホットチョコやる。」
「ありがとう。」
そう言ってホットチョコを受け取る…
HY「楽しんで歌えなかったら、楽しませてあげて…」
そう言っておでこをぺちっとたたかれた。何かが張られると…ポストイット？
HY「それ…練習室のドアの高いところに貼ってあった。
ヒョンソンと両思いになったの？」
「なんで…」
HY[なんとなく…」
「まだなってないよ…」
きっと私が好きなだけだって…言えない。
HY「なんだよ…せっかく身を引いてやったのに。」
そう言って笑う。
SJ「ヒョン！」
HY「くそ…」
「ソンジョン君…夢の中じゃ…」
SJ「そんなわけないでしょ？ドンウヒョンに止められたんだから…
声出る？」
「うん…」
SJ「僕でない…ヒョンは？」
HY「たぶん平気…」
SJ「えー？」
そのやり取りを見て思わず笑ってしまう。
SJ「何？」
「ごめん…ジョンミン君とドンヒョンオッパ思い出しちゃって…
きっといつもならソンギュさんが俺が声出るっていうんでしょ？」
SJ「なんだよ…ヒョンソンがそういうんでしょ？」
「残念…ヨンミン君がそう言って声出すとでないの。」
そう言って笑えば自然と笑顔が生まれた。なんとなくだけど…目線の先に新しい付箋を見つける。
―――今日は絶対にいいステージになる。―――
そう書かれてる付箋を見つけて思わず笑ってしまった。
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作者名：いっちー | 作成日時：2013年12月29日 20時
