逆らえない ページ43
ｽｼﾞｮﾝ「アメリカショーケースについていくのは私とジヨンオンニでいい？」
ﾃｿﾝ「…だって俺に拒否権はないでしょ？」
ｽｼﾞｮﾝ「よくわかってるじゃん。
Aもお疲れ。やっぱり基礎ができてるわ…」
「うん…。」
そういって力なく笑う。でも…もっとつらいのはヒョンソン君が隣から消えること。私の活動は…
ｽｼﾞｮﾝ「Aもヒョンソンがいなくなるからって活動が消えるわけじゃないから。
与えられた人間とデュエットをがんばってね？
手を抜いたってすぐにばれるから！テソンオッパ、Aの管理よろしくね？」
そう言ってあわただしくするけど…
「テソンオッパ、オッパはいかないの？」
ﾃｿﾝ「うん。デビュー記念の1000日の動画もアップしないといけないし、いろいろとやることがあるんだよ。」
そう言って笑う。
私は地獄と化してるboyfriendの練習室に差し入れのマフィンとキムパフを持って入る。ヨンミン君とミヌ君とクァンミン君が真剣な目でダンスを踊る姿を見て入ったらダメだって思う。だけど…
ｽｼﾞｮﾝ「ヨンミナ、下手。
ソロステージ剥奪する。剥奪したって文句ないでしょ？どうせすべてが下手なんだから…」
この人には逆らえないところもある。だって一度は韓国のトップに君臨したガールズグループのメンバーだから、ステージに対して生半可な気持ちではやれない。
ｽｼﾞｮﾝ「A…どうしたの？」
「あ…差し入れ持ってきました。
マフィンとキムパフを持って来たの。明日出発だし…じゃあ、失礼しました。」
そう言って練習室を出るとすぐに私は自分の練習室に戻ろうとすれば…
HS「A！」
後ろからいきなり呼び止められた。
「ヒョンソン君…？」
HS「俺がいなくたって頑張って歌え！」
そう言って頭の上にポンッと手を乗せて…
HS「Aならできる…」
そう言って私の顔を見ることなく自分たちの練習室に戻って行った。そして翌日…私の使う練習室にプレゼントが待っていた。
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作者名：いっちー | 作成日時：2013年12月29日 20時
