止められない思い ページ37
「ん…?」
私は目が覚めると同時に一肌を感じ人のぬくもりを感じる。
私の隣にはヒョンソン君が眠ってる。だけど…なんでこうなったのかは覚えていない…でも、ヒョンソン君の肌を感じ、ぬくもりが伝わる。
もう少しだけなら…寝たふりしてもいいよね？そう思ってヒョンソン君の胸に顔をうずめようとすれば…
ヒョンソン君の心臓の音が聞こえてきて恥ずかしくなって…
「ヒョンソン君…」
HS「…何…
もう少しだけ…寝させて…。」
そう言って私の腕を引っ張り私を抱きしめた。怒れるどころか…恥ずかしさがこみ上げる。でも恥ずかしさ以上にヒョンソン君に抱きしめられてる安心感のほうが勝る。
全然嫌なんかじゃない…ヒョンソン君のぬくもり…心臓の音がやけにうるさくてこれが恋なんだって思う。
ヒョンソン君の隣でただ何も言わずにただ抱きしめられる…それだけで幸せを感じた。
だけど幸せの瞬間は一気に崩れ落ちる。
ｽｼﾞｮﾝ「A…
ヒョンソン…あんたたち…」
スジョンオンニにみられる…どうしよう…正直に話せばいい？正直に話したら許してくれる…？だけど私の隣にはまだ夢の中にいるような少年がいた。いきなりスジョンオンニはヒョンソン君の髪の毛を引っ張る…
HS「った…。
何…？」
ｽｼﾞｮﾝ「何って…何じゃない…
なんでAの家で寝てるのよ!]
HS「昨日送ったから…」
ｽｼﾞｮﾝ「送る…？
送ったからって…」
HS「何もなかった。」
え…？
ｽｼﾞｮﾝ「そんな嘘を通用するとでも？
考えてみなさいよ…同じベッドで寝てた…」
HS「でも俺はAを傷物にしてない。
どうして俺が疑われるの？Aのほうが酒癖酷いだろ？」
え…？
HS「だから自分の保身のためにぎゅっとして寝てたんだ。何もなかった…」
スジョンオンニは何も言えなくなる…何も言えなくなると同時にヒョンソン君は立ち上がる。
ｽｼﾞｮﾝ「ヒョンソン…起きたらすぐ宿舎に戻って。
A…シャワーを浴びたらすぐにboyfriendの宿舎に来なさい。」
それだけ言ってヒョンソン君とともに出て行った…。何もなかった…つらい言葉。だけど…
もうすぐ聞きなれない言葉を聞くなんてこの時の私は思ってもいなかった。
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作者名：いっちー | 作成日時：2013年12月29日 20時
