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救世主 ページ28

私は夜、一人で街中を歩いていた。

別にボミがいなくても平気…ヒョンソン君がいなくても平気…だって私は今まで一人でも平気だったじゃない…。

気が付けばsm時代悲しことやいやなことのあった場所に自然と足を運ぶ…この場所に来るのは何か月ぶりだろうか?

気が付けばstarshipの練習生になってからはくる機会が減った。それだけ私は嫌なこと、悲しいこと、辛いことがなかった。

starshipの練習生の中で私は浮いていたけど、誰とも仲良くする必要はないと言って私にいろんな音楽を聞かせてくれた社長。

ヒップホップになれない私に基礎の基礎から教えてもくれた…なのに私は…とんだわがままな人間かもしれない。

社長が与えてくれたパートナーを…訳の分からないまま傷つけた。

DO「Aちゃん…?」

名前を呼ばれる。

振り返れば…

「ギョンスオッパ…?」

DO「やっぱり…

何してるの?

こんな時間に…女の子一人で夜道を歩くなんて危険すぎるよ。

それにここ、人通りも少ないし街頭もないのに…なんで一人で座ってるの?」

そういってマフラーをかけてくれる。私…なんでギョンスオッパに優しくされてるんだろう?

DO「それと…Aちゃんだと思ってほっとチョコ買ってきたよ?飲んで!」

そういって無理やり紙コップを渡された。

DO「Aちゃん…」

「なんですか…?」

DO「すごく寂しそうな眼をしてる…

何があったか聞かないけど…ただ、隣にいさせて。」

え…?

DO「すごく不安そうな顔してる…僕は心配なんだ。

また、Aちゃんを失ってしまうようで…だから何も言わないで隣で座ってる。

隣で黙っていれば平気でしょ?」

そういって私の肩をポンポンとする。私はただ隣で口ずさんで自由にしてくれるギョンスオッパの暖かさを感じた。

でも…

HS「…何してるの?

帰ろう?」

ヒョンソン君が目の前に現れた瞬間、私の中で何かが崩れ落ちた…。

凍る*HyunSeoung*→←ヒョンソン君の隣



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作者名:いっちー | 作成日時:2013年12月29日 20時

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