拒めない手 ページ1
私はギョンスさんとつながれた手を離すことはできなかった…。
途中で離してしまえば、私は崩れ落ちていた…。
DO「家…どこ？」
一人になるのは慣れてる…事務所に行ってもきっとヒョンソン君はいない。だから…
「boyfriendと同じ場所…」
DO「え…？
ごめんね…僕、スホヒョンと違って顔が広くないからちょっと分かんないや。」
あ…どうしよう。
DO「大丈夫…気にしないで？」
そう言って柔らかく笑いかけてくる。
「バス停…」
DO「え？」
「バス停でいいです。」
そう言って笑ってもギョンスさんはかなり心配性なのか…
DO「大丈夫…僕もついていくよ？」
そう言って笑てくれる。隣りにギョンスさんがいるはずなのに…思い出すのはヒョンソン君ばかりだった。
DO「ここ…？」
私は頷く。
「ありがとうございました…」
それだけ言うのが精いっぱいでオートロックを解除する。すると…
DO「部屋の前まで…見送るよ。」
そう言って私と一緒にエレベーターに乗る。そして家の前までつくとお礼を言う。
DO「大丈夫…お礼なんて言わなくても。
男として当たり前のことをしただけだから…」
そう言われると無駄にホッとする。
DO「でも僕…ジョンイナに怒られそう。」
「何で…？」
DO「ジョンイナの彼女でしょ？」
そう聞かれるけど…ジョンイン君は…
「ジョンイン君は3カ月だけ彼女になってって言われたんです。
先輩の前で醜態サラしたからって…」
DO「好きでもないのに？」
「変ですよね…でも、ジョンイン君に恥かかせたから仕方ないって思ったし…
スジョンオンニの弟さんだから大丈夫って思ったんです。」
DO「そのこと…ヒョンソン君は知ってるの？」
「知ってます…」
そう言うと
DO「ヒョンソン君の、に…迷惑かけたくなかったんだね？」
私は頷いた。
そして…
「ありがとうございました。おやすみなさい。」
DO「おやすみ…僕でよければ相談に乗るからね？」
そう言ってギョンスさんは立ち去った。そして私は一人ですぐに眠りについた…
ｽｼﾞｮﾝ「A…バカ…」
そう言ってスジョンオンニに起こされた。私はなぜこんなに朝早くからスジョンオンニがいて起こされたのかわかっていなかった…。
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作者名：いっちー | 作成日時：2013年12月29日 20時
