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「六花ちゃん!」
しばらくぼんやりと座り込んでいると、心配げな声が耳に届いた。
「真央……ちゃん?」
顔を上げると、真央ちゃんが心配げに立っていた。
「痛む?」
"何が"とは聞かない。
身体は鉛のように重かったし、
心も身体も、両方ともが痛かった。
(なんで、あんなに必死なの?
なんで、あんなに怒ってるの?
なんで怒ってるのに……あんなに悲しそうなの?)
疑問、そして身体に染み付いた恐怖。
頭の中をぐるぐると巡って。
「……」
(苦しい、苦しい、苦しい)
私はただ楽になりたくて、
「六花ちゃんっ……!」
真央ちゃんの心配する声を聞きながら、そのまま意識を手放した。
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朔(プロフ) - きな子さん» に、似てました……?似てましたか!よかった……キャラ崩壊起こさないように頑張ります←これから、出番が増えるかもしれないですので、今しばらくお待ちを。また遊びに来て下さい。ぜひ続編にも (2014年3月7日 12時) (レス) id: bc7eafa9eb (このIDを非表示/違反報告)
きな子(プロフ) - きゃああああ!ゆづくんの小説なのに、私のワガママを聞いて下さるとは…町田君の言動、すごくリアルでした。ありがとうございます!更新を楽しみにしてます(^o^)/ (2014年3月6日 22時) (携帯から) (レス) id: 32df6a58b7 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - こくあさん» コメントありがとうございます! これから氷の華を乱れ咲きさせる勢いで参ります(笑) ゆづ君の独占欲は、作者は毎回楽しく書いておりますが、楽しんでいただけてよかった……。また遊びにいらしてください! (2014年3月5日 20時) (レス) id: 4452dc712a (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - 花梨さん» またまたお越しいただき、ありがとうございます!できる限りハイスピード更新で行きたいとこなんですが、キャラ達が暴走しておりまして←なんとか早くお楽しみいただけるように更新していきます。コメントありがとうございました (2014年3月5日 20時) (レス) id: 4452dc712a (このIDを非表示/違反報告)
こくあ(プロフ) - 読ませていただきました。本当に「氷の華」にふさわしい華やかで、そして内に秘める冷たく熱いものが凄いなと思いました。ゆづの独占欲、大好物です← 続きも楽しみにしております。 (2014年3月4日 23時) (レス) id: 7d954b9971 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:朔 | 作成日時:2014年3月3日 15時