Act.06 Angel of…？ ページ31
二日目午前練習！！
今度こそ迷子にされても困る私は、コーチとともにリンクへ向かっていた。
「よく寝れたか、六花？」
道すがら、神谷コーチが聞く。
「はい！」
「そりゃあ、けっこーなことで、ふわぁ」
コーチは、涙が出るほどの大あくび。
「コーチの方が眠そうですね？」
思わずそう言うと、
「男子寮の選手たち(バカども)が騒ぎやがってな。氷組と雪組でマクラ投げ合戦さ。部屋でやりゃあ見逃すものを……」
ため息まじりにコーチが愚痴った。
(なるほど、ロビーでやらかしちゃったんですね。)
男子寮と女子寮は基本的なつくりは同じらしい。
一階が多目的室
二階にロビーと選手の宿泊部屋
三階以降は全て部屋で、四階だてである。
ちなみに今回の合宿では二階がコーチの部屋。
三階が雪上スポーツ組(通称雪組)で、
四階が氷上スポーツ組(通称氷組)、と分かれている。
この二階のロビーにのみ、ソファやクッション、何よりテレビがあるので選手たちの憩いの場だ。
私も、昨日はスキーのジャンパーだという高梨沙羅ちゃんと、仲良く音楽番組を見た。
そんな平穏な女子寮と対照的に、男子寮はマクラ投げ対決だったらしい。
「大人が止めないんですか？！」
「まさか。大人のが楽しんでんだよ。童心に返りやがって。
しかも選手だろ？
体力はあるわ技術はあるわで、ハイレベルなんだわコレが」
"童心に返る"人物に約一名該当者がいる。
(そんな豪華メンバーでのハイレベルなマクラ投げ……)
見て見たいような、見たくないようなーー。
「六花。お前、トップスピンのかかった枕をよける自信は？」
うん。やめておこう。そんな激戦、危なくて仕方が無い。
「ちなみに勝敗は？」
ことの結末が気になって聞くと、
「喧嘩両成敗って言葉知ってるか？」
コーチの黒い微笑み。
さっきまでの会話自体なかったことにしよう。
私は固く心に誓った。
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朔(プロフ) - きな子さん» に、似てました……？似てましたか！よかった……キャラ崩壊起こさないように頑張ります←これから、出番が増えるかもしれないですので、今しばらくお待ちを。また遊びに来て下さい。ぜひ続編にも (2014年3月7日 12時) (
レス) id: bc7eafa9eb (このIDを非表示/違反報告)
きな子(プロフ) - きゃああああ！ゆづくんの小説なのに、私のワガママを聞いて下さるとは…町田君の言動、すごくリアルでした。ありがとうございます！更新を楽しみにしてます(^o^)／ (2014年3月6日 22時) (携帯から) (レス) id: 32df6a58b7 (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - こくあさん» コメントありがとうございます！ これから氷の華を乱れ咲きさせる勢いで参ります(笑) ゆづ君の独占欲は、作者は毎回楽しく書いておりますが、楽しんでいただけてよかった……。また遊びにいらしてください！ (2014年3月5日 20時) (レス) id: 4452dc712a (このIDを非表示/違反報告)
朔(プロフ) - 花梨さん» またまたお越しいただき、ありがとうございます！できる限りハイスピード更新で行きたいとこなんですが、キャラ達が暴走しておりまして←なんとか早くお楽しみいただけるように更新していきます。コメントありがとうございました (2014年3月5日 20時) (レス) id: 4452dc712a (このIDを非表示/違反報告)
こくあ(プロフ) - 読ませていただきました。本当に「氷の華」にふさわしい華やかで、そして内に秘める冷たく熱いものが凄いなと思いました。ゆづの独占欲、大好物です← 続きも楽しみにしております。 (2014年3月4日 23時) (レス) id: 7d954b9971 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朔 | 作成日時：2014年3月3日 15時
