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時雨294 ページ34

ツ「そんな…」

ユ『でも、その間私の魂はずっと遠くへ避難していたので無事でした』

ずっと遠く?


桔『遠く…?』

ユ『白蘭、あなたと同じように私も他の世界へ翔べるようです』

白『!!』
ディーノ『!!』
ツ「??」

ユ『話を戻します。私はミルフィオーレファミリー、ブラックスペルのボスとしてボンゴレとの再戦に賛成です。

あの約束は…
白蘭と入江さんとの再戦の約束は本当にあったからです』

白『元気一杯になってくれたのは嬉しいんだけどユニちゃん。僕の決断に君が口出しをする権利はないな。

僕が迷った時は相談するけど君はあくまでナンバー2だ。全ての最終決定権は僕にあるんだ』

ユ『……』

白『この話は終わりだよ』


ユ『…そうですね…わかりました……
では私はミルフィオーレファミリーを脱会します』


だっ、脱会!!?
そんなことってありなの!?



ユ『沢田綱吉さん…お願いがあります』

ツ「っ、お願い…?」

ユ『私を守ってください』


一瞬の沈黙の後、


ツ「はあーーーーー!!?」

ツナが叫びました。
ツナさん、ツナさん…本性出てるぞ。ら

ツ「守るってブラックスペルのボスなんじゃ!?」

ユ『私だけじゃありません。
この────仲間のおしゃぶりと共に』


ユニの手のひらには四つのおしゃぶりがある。

ツ「それってアルコバレーノの!?」

白『勝手に持ち出しちゃダメじゃない、ユニちゃん。それは僕の7³のコレクションだ』

ユ『違います…これは私が預かったものです…それにあなたが持っていてもそらは7³とは言いません』

白『ん?』

ユ『なぜなら』


そうユニが言った次の瞬間、おしゃぶりが眩い光を放った。



入『!』

白『!!!』

ツ「わあ」

ユ『おしゃぶりは魂なくしては存在意義を示さないのです』

入『…あんなに!あんなに輝くものなのか!?』

ツ「ど…どうなってんの?
なんであの子が光らせられるの!?」

白『……なるほど…そういうわけか!!
すごいよユニちゃん!やればできるじゃない!!

やはり僕には君が必要だ。さあ仲直りしよう、ユニちゃん』


一歩踏み出す白蘭にユニは『こないで!』と叫んだ。
それと同時にシュウゥゥと光が消えていく。

白『?』

ユ『もう、あなたには私達の魂を預けるわけにはいきません』

白『なーに勝手なこと言ってんの?それ持って逃げるんなら世界の果てまで追いかけて奪うだけだよ。

さぁ帰ろう。僕のところに戻っておいで。


ほら♪』

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作者名:小町&稔白ニャンコ x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年4月25日 9時

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