第38話 ページ3
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国「そんな…」
太「思うに貴方がその頭脳を犯罪に使うのは
初めてじゃないね」
佐「あの人は理想に燃えた人でした」
佐「純粋に犯罪のない世界を望み
それ故に自分の手を染めました
私はどうにかその理想を叶えたかった」
『佐々城さん…』
太「貴方の恋人、蒼き明は
法では裁けない犯罪者を
犯罪によって断罪する主義者だった」
太「今回はその続きだ」
国「銃を下ろせ!こんなことをして
何になる!!」
佐「お分かりになりませんか?」
国「えっ?」
佐「貴方はどこか、あの人に似ています」
太「……」
太「貴方の計画は実にスマートだ
自ら罪を犯サズ探偵者を貶め
誘拐犯と犯罪組織を滅ぼしてみせた」
『……え?』
太「けど貴方自身にはなんの信念も理想もない
ただ流されていただけだ」
そういう太宰さんの目に光はなかった。
佐「……もう疲れました
私は解き放たれたいのです…」
佐「私を撃ちますか?太宰さん」
佐「でも私は銃を下ろしました…
この状況で私を撃つと過剰防衛になりますね
国木田さんが見ています…
あと、そちらのお嬢さんも…。」
太「そう…私には撃てない…」
太「でも…」
バンバンバン!____
『えっ……』
ドサ___
佐々城さんが何者かに撃たれそのまま
倒れてしまった…
国「なっ!?」
『佐々城さん!』
私は一目散に佐々城さんの元に駆け寄った
しかしもう佐々城さんは息をしていなかった…
『そんな……』
彼女を撃ったのは____
田「蒼き使徒は父上の仇だ…
ざまぁみやがれ…」
田口さんだった____
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作者名:黒砂糖 | 作成日時:2017年3月25日 1時