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episode14 ページ17

出張先の学校を見させてもらうと



みんなすごかった、てきぱき動いていて


同僚の失敗もフォローして


バビルスの教師たちもそうだけど、みんなあんなに生徒のことを考えてる


それなのに、私は自分のことばっかりで....



ダリ【Aはもう立派な教師だよ】



またマイナス思考に入ってた私のあたまのなかに


あの日の兄さんの言葉が浮かんだ



『...』



ダリ「A?」



『兄さん、私ここに来れて...教師になれて...












良かった!






ダリ「!?...うん僕もそう言ってもらえて良かった!」


そう言ってフワッと笑った兄さん


すごくうれしそうで幸せそうで



《悪魔たるもの油断は禁物ある日突然ハートを奪われる》











『...ッ///!?』



なんで?兄妹なのに



好きになんてならないはずなのに...



胸が熱いっ


キュウって心臓を握られてるみたい


私...

















兄さんのこと好きになっちゃったの?


ダリ「よし!じゃあもどろっか」


全く意識してないだろうなあ兄さんは...


まあ兄妹だもんね、だからこの気持ちは











絶対に___


















って決めたのに


どうして今日気づいてしまったのだろう


ベットに二人


今まで全然意識してなっかたけど


めっちゃ恥ずかしい


ダリ「おーい、A寝ないの?」


全然気にしてなさそうな兄さん


くう..こっちの気も知らないで..


そう思っていたら


グイッ


『ピギャッ!』


ダリ「なににその声w」


兄さんにベットに引きずり込まれた


『!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?』


近い近い近い近い!!


私がいつもと違う様子に兄さんは不思議そうに


ダリ「?あれれ、もしかして照れてる?」


すごくにやにやしながら聞いてくる兄さん


『ッう////』


ダリ「...............え?」


その瞬間今までで一番間抜けな兄さんの声を聴いた


『ッ、もう寝る!』


私は兄さんと背中合わせになって布団にくるまった



その時兄さんが


ダリ(え?ちょっと待ってえ?ヤバいて出しそうになったんだけど!?
少しは意識し始めてくれたってこと!?でもなんで?やばい僕の妹可愛すぎる件について)


理性と戦っていたことも知らずに

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作者名:杏仁玉子 | 作成日時:2023年3月30日 18時

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