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阿部Side
「隠せないよね。普通」
深「そうなんだよな。安藤だけじゃなく、俺達に対しても恐怖心ってあったはずなんだよ。体が勝手に反応したりさ。それとも…俺等だけは大丈夫だったのか……」
「どっちなんだろうね…。でも他のタレントさん達と接してる時も、そんな反応なかったから仕事の時は完璧に切り替えていたのかも……。相当、神経使って擦り減らしてたよね。たぶん。誰と居ても、心が休まらなかったんじゃないかな」
深「考えれば考える程、舘さんならあり得る話になっちゃうんだよな。絶対にあり得ない話なのに……。悲しいし虚しいな。」
「うん……。俺達の存在意義って何だったんだろうね……。舘さんにとって……」
深「まぁ、そこまでして、大切で守りたかった物なんじゃない?ここまでの自己犠牲、出来ないよ」
「……そうなのかな…?」
深「そうだよ。きっと。そうじゃなかったら、俺達立ち直れないよ。何の為に、隠す必要があったんだってなるから」
「そっか……。どんな方向に考えても、苦しいね。負の感情しか出て来ないや」
深「そうだな。俺も一緒。何とか切り替えるけど、また沈んじゃうよな」
ふっかと話すけど、お互いに沈んでしまって思うようにいかない。メンバー全員、後悔と懺悔で自分を責めてしまっている。あまりにも重すぎる事実にに、どう乗り越えていけばいいのかが分からない。
深「あっ、翔太から連絡来た?」
「うん。舘さん家に泊まるって。話も聞きたかったけど、そんなに聞けなかったって」
深「そうそう。何か俺達が、こんなに凹んでるのに、張本人は淡々としてるんだよね」
「理解しがたい事だけど、前の舘さんより更に感情が出ないのが今の舘さんだから、仕方のない事なのかもね」
深「そうだよなぁ。でも思い出した時、相当辛かったはずなのに、通り過ぎたら言ってもくれないのはシンドイな。その時も今も、言わないんじゃ自分の中で消化してるって事だろ?頼る気0じゃん。また一人で苦しんでるままで……。結局、同じ…」
「そうだね……。俺達は、何も出来ないのかもね…。でも、今は翔太が側にいてくれる。一人じゃない分、何か変わるかもしれないよ」
深「そう願うしかないか…」
結局、俺達に出来る事も見つからないし気持ちも整理出来ず。心は、沈んだまま。翔太に任せるしかないのか…。ここまで負の感情に囚われて抜け出すヒントも見つけられないのは初めてだ。舘さん。貴方の心が、こんなにも見たいと思った日はないよ。
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ライ(プロフ) - 初めまして！更新楽しみに待ってます！ (3月5日 10時) (
レス) @page15 id: 704f0c8ab3 (このIDを非表示/違反報告)
蓮音(プロフ) - あさん» ありがとうございます。拙い小説ですが、そう言って貰えると嬉しいです。 (2022年4月16日 21時) (レス) @page11 id: 56222b3dae (このIDを非表示/違反報告)
あ - いつも楽しみにしてます！ (2022年4月16日 19時) (レス) @page12 id: 0b2e0edfb3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蓮音 | 作成日時：2022年3月27日 22時
