1 ページ1
渡辺Side
「はい、どうぞ」
岩「ありがとう」
「色々さ、思う事はあるけどさ。このままずっと、悔んだり後悔してても前に進めないだろ。そりゃ、自分にもアイツにも涼太にも、ムカつくけどさ。前、向いてくしかないんだよ。今すぐじゃなくてもいいからさ。今もずっと苦しんでるのは涼太なんだし」
岩「そうだけど……。俺には、出来ないよ……。どうしたらいいのか、分かんねぇもん」
「そうだよな。俺も、分かんねぇ。でも、もう涼太を一人にはしないって決めた。照と一緒で、気持ちがグッチャグチャだし、どうにもなんないけど、涼太が一人で苦しみ続けてる方が俺としては許せないし、隣に居たいと思う。そっとしておけるレベルじゃねぇし。」
岩「会いに行くの?」
「ああ。どんなに拒否られても、居座るつもりだ」
岩「すげぇな。翔太って。俺には出来ないよ……」
「何、言ってんだ。照にも出来るよ。今は気持ちがそうさせてるだけで、涼太に対する気持ちが強すぎなの知ってるんだからな」
岩「そんな事ない……」
「ったく。今はマイナス事しか浮かばないんだから、もう寝ろ。なっ。」
岩「……うん…」
「一緒に寝ようか?笑」
岩(コクリ)
マジか!?冗談のつもりだったのに、それ程参ってるって事か。
「しょうがねぇな。じゃあ寝るか」
引っ張って行き一緒にベットに入る。
「狭いけど、我慢しろよ」
背中合わせに寝ようと思ったが、照の表情を見ると放っとけなくて抱き締めると擦り寄って来た。俯瞰で見るとヤバイ図だか、照がいいならいいやと思いギュっとして眠った。
いつもなら起きない早い時間に目が覚めた。隣にはスヤスヤ眠る照。気まずくなると思いリビングで時間を潰す。
「涼太の所に行けるといいけどな」
しばらくすると……照れた顔の照が来た。
岩「おはよう。翔太」
「おはよう。コンビニで適当に買って来たから食べろよ」
岩「ありがとう」
「俺、今日涼太の所に行きたいんだけど、帰れるか?」
岩「うん……」
「そんな不安そうな顔するなよ。一人が嫌なら、ふっか達とかの家に行くか?」
岩「ううん、大丈夫」
「全然、大丈夫そうな顔じゃねぇな。阿部ちゃんの所に行けよ。連絡しとく。どうせ佐久間も帰れねぇだろうし」
岩「でも……」
「今は、誰かと居た方がいいんだよ。気にすんな。皆、同じだろうし。」
岩「ごめん……。ありがとう…」
「ん。阿部ちゃんと佐久間も、待ってるってよ。準備が出来たら行こうぜ」
照を送って涼太の家に向かう
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 140人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ライ(プロフ) - 初めまして！更新楽しみに待ってます！ (3月5日 10時) (
レス) @page15 id: 704f0c8ab3 (このIDを非表示/違反報告)
蓮音(プロフ) - あさん» ありがとうございます。拙い小説ですが、そう言って貰えると嬉しいです。 (2022年4月16日 21時) (レス) @page11 id: 56222b3dae (このIDを非表示/違反報告)
あ - いつも楽しみにしてます！ (2022年4月16日 19時) (レス) @page12 id: 0b2e0edfb3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蓮音 | 作成日時：2022年3月27日 22時
