【キヨ】君の隣に立つ方法 ２

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キヨside

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るゐとして大きくなっていく姿をみると、俺も自分のことのように嬉しい。

でも反面、Aが離れていってしまうようで少し怖さも感じる。



ある時、まふとかいつものメンバーで遊んでいるときにるゐの話題になった。

もともと、るゐの歌が凄いと教えてくれたのはまふだったこともあり、みんなその素顔を知らないがためかコラボしたいだの、会ってみたいだの、好き放題言うのだ。



「るゐに会うなんて無理だろー。」

「TwitterフォローしてDMしてみないとわかんないじゃん！！」

「いやるゐはDM返してないと思う。」

「キヨなんか変じゃない？」



怪しさ満点なのは自分でも理解してる。


でもこいつらに会わせて、Aに惚れられでもしたら困ってしまう。


先手必勝。


リスクは極力回避しておきたいものだ。




きっとAは俺がこんなにも必死で他の歌い手とか活動者から引き離してるのを知らないんだろう。

所詮は、俺の嫉妬だけど。



「私ってキヨくん以外の活動者の方とは話したことないやー。」

「……。」

「まあキヨくんがいればそれでいっか。」



引越しして、リビングでAが寛いでるのがとても新鮮だ。


それに加えて、嬉しい言葉。



俺はまだまだ嫉妬深く、Aを他の人には紹介出来そうにない。



いつか、結婚するときにはなまら自慢してやろうと心に決めてるんだけど。




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