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親子だから、似ていて当たり前なのだけどお母様の笑顔は
「そうなのね。
あの子、Aちゃんのことを私たちに教えてくれなかったから、ちゃんと父親出来てたのかって心配だったのよ。」
「お葬式のときに初めて私の存在を聞いたそうで、ご挨拶も出来ずに申し訳ありません。」
「いいのよ、そんなの。
きっと照れくさかったのね、Aちゃんの年齢的に娘っていうより、妹みたいだもの。
私からしてみても、娘くらいだものね。」
「いえ、そんなことないです。」
勘の鋭いお母様は、きっと私とキヨさんの関係にも気づいているのだろう。
でも、それを含めても寛大な心で深くは追及せずにいてくれる。
「ここはAちゃんにとっても、実家だから。
またいつでもいらっしゃい。」
「ありがとうございます。」
「大丈夫よ、悪いことは言わないし。
息子に幸せになってもらいたいって願うのは母親の性だから。」
最後の最後に、そんなことを言われるとは思ってなくて恥ずかしさで顔が赤らむ。
そしてちょうどそこにキヨさんがお風呂を終えて、戻ってきた。
「おい、母さん!!
Aに変なこと言ってないよな?!」
「言ってないわよ。女同士のお話してただけ。」
そう言って、口に手を当てて私に秘密ね、といたずら顔。
お母様との秘密を1つ共有して、素敵な思い出づくりが出来た。
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銀華(プロフ) - めいささん» 本当です!!私も楽しみにさせていただきます!!! (2020年12月24日 17時) (レス) id: 8ce225486e (このIDを非表示/違反報告)
めいさ(プロフ) - 銀華さん» それは本当ですか(T . T) めちゃくちゃ嬉しいです...!!!銀華様の作品とても楽しみにしています!!!!! (2020年12月18日 21時) (レス) id: 2bec6b726a (このIDを非表示/違反報告)
銀華(プロフ) - めいささん» コメントありがとうございます!拝読させて頂いてる作品の作者様からコメントして頂き大変有難いです。ご覧下さりありがとうございました!!! (2020年12月18日 14時) (レス) id: 8ce225486e (このIDを非表示/違反報告)
めいさ(プロフ) - 完結おめでとうございます。文の構成がとても上手でほんとにそんけいします。私も作っている身なので、すこしでも上手になれたらいいなぁとこの作品見ながら思いました!!!読んでいてとても楽しかったです!! (2020年12月18日 1時) (レス) id: 2bec6b726a (このIDを非表示/違反報告)
銀華(プロフ) - わたなべさん» コメントありがとうございます。作品を好いてもらえるのはすごく嬉しいです!!!更新、頑張らせて頂きます! (2020年11月3日 20時) (レス) id: 8ce225486e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:銀華 | 作成日時:2020年11月1日 1時