【キヨ】君の隣に立つ方法 ２

2人で描く幸福 ページ19

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恋人同士ってどんなことをするんだ。


つい先日、想いが通じてキヨさんと恋人同士になった。


何分、恋愛に耐性がないので世の恋人のようにイチャイチャするのはハードルが高すぎる。



「ねえ、キヨさん。」

「んー？」

「デートしよう！」



とりあえず思いつきで言い出してみたものの、ノープラン。


でも大学の冬休みももうすぐ終わってしまうので、思いっきり出かけるとなると今を逃せば無くなってしまいそうなのだ。



「んじゃさ、Aの冬休みが終わる前に北海道行ってみない？」

「え、それって…？」

キヨ 「ちげーから！やましいことを考えてるわけじゃなくて。
普通に母さんとかにAを会わせてやりたいというか……。」



慌てて言い訳をするところを見ると、怪しいと思ってしまうのは普通のことでしょう。


でも気がついてしまった。

私は、血の繋がりは無いと言ってもキヨさんのお兄さんの娘なのだ。
裕人(ゆうと)さんのお母さん…キヨさんのご両親にこの関係を認めて頂けることは難しいと思う。



「Aが考えてるようなことは無いと思うけどな。

多分、母さんだったらAのことカラオケに誘って打ち解けると思うぜ？


俺の友達が家に来ると、毎回カラオケに誘ってたし。
彼女連れて帰っても、同じな気がする。」



私の心配を他所にキヨさんは、呑気なことを言っている。




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