【キヨ】君の隣に立つ方法 ２

不穏な影 ページ1

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冬休み中、例のカフェに通うことは控えていた。


実はキヨさんとゴタゴタしていた時も通っていたのだが2、3回ほど帰りに後ろから視線を感じたのである。


るゐとしての活動が増えて、私の日常会話を耳にしたファンが特定しようと動いている…なんてことも考えられるかもしれない。


だから、カフェへ通うのを控えることで危険から身を守ろうと思っていた。



「スーパー行かないと食材ないや。」



活動者をやっていると、どうも独り言が増えてしまうのが悩みだけど一人暮らしなので大きな問題ではないだろう。


マンションから徒歩数分の大型スーパー。


ここは、食材が新鮮だし、豊富で非常にお世話になっている。



何だかんだ、風邪をひいた一件でキヨさんと元通り…くらいの関係に戻れたことで、共に夕食を食べる時間も復活した。


大量に食材を買い込むと、案の定、1人で持ち帰れる量じゃ無くなってしまった。



『学ばなすぎ…。』



はぁー、と溜息をついて携帯を取り出しキヨさんにスーパーへ来るよう打ち込む。



A食材買いすぎて1人で持ち帰れないのでお迎え待ってまーす。

キヨ。了解



やっぱり紳士的なキヨさんは、すぐ来てくれるようだ。




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