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前々から考えていた。
ひとつ屋根の下で一緒に暮らせたらどんなに幸せだろうか。
同棲出来たら、ふっかと一緒に過ごせる時間が圧倒的に長くなる。
勇気をだして話を切り出してみれば、目の前の恋人はポカーンとした顔で固まった。
『、、、なんか返事してよ、、(笑)』
すると大きく見開かれた目に水分が溜まっていき、ポロリ、と1粒雫が落ちた。
fk「、ぁ、、」
『ちょっと、ふっか、、!?』
慌てて拭うと、まるでダムが崩壊したかのようにどんどん溢れ出てくる涙。
fk「おれもっ、、おれもねっ、、!、、(泣)」
『なに?ゆっくりでいいよ?』
fk「ひかるとっ、いっしょにくらせたらっ、、どんなにしあわせかって、、ずっとかんがえててっ、!」
鞄からスマホを取りだし、グイッと画面を向けられた。
そこには、メモ帳みたいなやつに沢山の物件がまとめられていた。
・〇〇 家賃○円
駅近でアクセスしやすい
家賃は少し張る
ペット不可
・○× 家賃△円
駅からちょっと歩く
家賃そこそこ
ペット可
等他にも沢山びっしりと。
『いつのまに、、』
fk「いつか照と見に行きたいって思った家をまとめてたの、。でも恥ずかしいからなかなか言い出せなくって、」
あぁ、なんでこんなにも愛おしいんだろうか。
堪らなくなってその華奢な身体を抱き寄せた。
『仕事抜け出して今すぐにでも見に行きたいわ、、』
fk「ふふ、次の休みにでも行こうよ」
『うん、。ふっかありがとう、まさかここまで考えてくれてるなんて思ってもなかった、。』
fk「ううん、俺が勝手にやってただけ、」
『愛してる。これからもずっと、俺のそばに居て、?』
直接的な愛情表現に相変わらず顔を赤く染めるふっか。
いい加減慣れてくれないと。
俺好き好き言っちゃうタイプだからね?
その柔らかな頬に手を添えて、今までで1番優しい口付けを交わす。
fk「ふふ、、//」
照れを隠すようにむにゃむにゃと動く唇は、
少ししょっぱい味がした。
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はむ(プロフ) - 和音さん» コメントありがとうございます!だいぶお待たせしてしまいました(т-т)更新ほんとにゆっくりですがお付き合い下さり本当に感謝しかないです😭 (2023年5月7日 10時) (レス) id: f3925af446 (このIDを非表示/違反報告)
和音 - 久しぶりの更新待ってました。 (2023年5月7日 3時) (レス) id: 19297f9478 (このIDを非表示/違反報告)
はむ(プロフ) - 777さん» コメントありがとうございます!嬉しいです(т-т)💞ふわふわで可愛いおふたり、私もずっと眺めてたいです笑 (2023年5月7日 0時) (レス) id: f3925af446 (このIDを非表示/違反報告)
777(プロフ) - このお話のお二人さん、可愛くてキュンキュンしちゃいます!いつまでも眺めてたいです! (2023年5月6日 11時) (レス) @page19 id: 3f9f1fa863 (このIDを非表示/違反報告)
はむ(プロフ) - 777さん» コメントありがとうございます!ようこそいわふかの沼へ(◜ᴗ◝ )笑 一気読み…!めっちゃ嬉しいですありがとうございます(т-т)そろそろ書かなければ…と思っていたところですのでゆりの方もキュンキュンさせられるように頑張ります!笑 (2023年3月30日 2時) (レス) id: f3925af446 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はむ | 作成日時:2022年12月16日 1時