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居候決定戦! ページ6

ビリーsaid
何となく面白い気配がして来てみたら、ヒーロー達が一人の女の子をかけて闘っていた。
「さて、第一回A居座りセクター決定戦!司会はオイラ、ビリー!賞品はAっちと兄貴!」
「ペアリング切れない限り俺はAの行くところについていかないとだもんな」
「迷惑かけちゃってごめんね」
「ウエストにもサウスにも知り合いはいるし、俺は一向に構わないよ」
Aっちののんびりと気の抜けた雰囲気は確かに魅力的だよね、血眼で闘うくらいに。

「さて、勝負方法を発表するヨ!これから10分後に一人ずつ二人の前で何か発表してもらって、一番二人の反応が良かった人が優勝!」
「わぁ、ボクをだしにネタを得ようとしてるー…」


そんなこんなで…
「まさかその十分間でオイラが見せた手品が1番ウケたんだよネ」
「手品見たの初めてだったからねー、てなわけで、お世話になります、ジェイ先輩」
「…なるほど!」
ワォ、人気ヒーローの思考放棄顔ゲットしちゃった!

「ジェイ先輩はボクのメンターじゃなかったけど、ブラッド君とキース君のメンターで、色々とあったんだよー」
「本当に、色々あったよなー」
二人して遠い目をしてるヨ…

「な、何でてめぇが…」
「おん?」
ドサッと何かが落ちる音に目を向けると、部屋から出てきたパイセンだった。
「あー、アルブ君かー、やっほー」
「よく俺様の前に姿を表しやがったな!」
鬼の形相で殴りかかるパイセン、これってガチの奴じゃ…
「これ、スト君の体だからさー、やめてくれる?」

「メンター殴りは、ダメだっていったよね?」
「は、はなせ!!」
「ワォ、見事なキャメルクラッチ!」
「そろそろ離してやれよ?」
「はーい」
ぱっと手を離し、同時に兄貴と分離した。

「え、ボクって25歳なの!?若っ」
「う、うん…僕と同い年だから…」
さっきの様子を見ていたがグレイがAっちのファンだったんだって!
「僕と同い年の、しかも女の子が頑張ってるならって、勇気を貰えたんだ…」
「わぁ、嬉しーな!」

そして、なんと…
「俺の元メンターだよ、こいつは」
「直属早々殴られかけたよねー、まぁ返り討ちにしたケド」
「凄かったよね!あの写真、いくらで売れるかなー」
「売るんじゃねぇ!」
スマホを取り上げられたけど、もうバックアップは取ってるから平気ーって
「パイセン、破壊はやめてよ!おれっちのハニー!」
「うるせぇっ」
なんとか止めたけど、ひやっとしちゃったヨ…

ヒーローだった人→←弟その2



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作者名:ナコナコ3 | 作成日時:2020年8月30日 6時

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