デートは大忙し! ページ11
フェイスsaid
「Aちゃん、デートしない?」
そういうと一度首をかしげる。
「…フェイ君も大変だねぇ」
レオに頼んでくるーと彼女は飛んでいった、バレてた、か。
おチビちゃんに憑依したAちゃんとのデート、さりげなく手を絡めれば、なれてるねー、なんて揶揄われた。自分で言うのもなんだけど、かなり注目されるよね。けど、その視線の中には…
「うわぁ、やな視線めっちゃ感じるー、よくあんな地雷ちゃん捕まえたねー」
「付き合ってもないよ、たまたま襲われてるの助けたらこんなことに、意味分かんないよね」
「顔がいいんだから、助けられたら惚れちゃうでしょーが!」
Aちゃんがそういって額をつつく。
顔がいいのはAちゃんも同じだと思うけどね、だから協力して貰ったわけだし。
「まぁ、野放しにしとくだけもあの子のためにならないし、協力はしてあげる」
それに、優しいしね。
Aちゃんはあの子が諦めるように完璧な彼女をしてくれた、けど。
昼食を取るために入ったレストランでAちゃん達が見ていたのは…
「ちょっと、まさかハンバーグ食べるの?」
「折角レオが大人しくしてくれてるから…やっぱりイメージダウン?」
「だめ、か?」
「んー…俺が一口あげるから我慢してくれる?」
「…わかった」
「ありがとねー」
おチビちゃんは大好きな『姉ちゃん』に頼まれたせいか凄く大人しい。凄いな…
「諦める気配ないんだけど…」
「ごめん、ここまでとは思ってなくて…」
もうすぐ日が落ちる、それなのにまだ視線を感じる。もう、ストーカーで通報しようかな…
「しょうがない…ごめんね、レオ」
そういってAちゃんは顔を近づけてきた、まさか…
「いなく、なったねー」
「Aちゃん、今のは…」
「キスの寸止め、結構上手いでしょ?」
そういって微笑む、顔がすこし赤いのは多分おチビちゃんが固まってるからだ…
「慣れてるね、もしかして、ブラットともした?」
「んー、そうかもねー」
あは、勝てそうにないなぁ…
Aちゃんにも、ブラットにも…
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作者名:ナコナコ3 | 作成日時:2020年8月30日 6時