冷たい少女は転生した様です

目覚めの兆し ページ42

桃花side

大きな赤い目を持った黒い化け物。

これが、空亡…！

皆が息を飲む。

その中で一人、麗奈さんは目を閉じて祈る様な事をしていた。

そして次に麗奈さんが目を開けると、その瞳は深い青に染まっていた。

私の頭の中である光景が思い浮かぶ。

さっき見た夢、その中に出てきた人物の中に、同じ瞳の者がいる。

あれは…！

その瞬間、視界が真っ黒に染まって私は意識を失った。


ナツメside

桃花｢蒼麗！｣

突然桃花ちゃんが叫んだ。

その瞳は、深紅に染まっていた。

蒼麗｢まさか桃玄様…?!｣

蒼麗と桃花以外｢(*´-ω・)ﾝ?｣

え？

ほへ？

ナツメ｢え、ちょ、麗奈？じゃなくて、蒼麗さんだっけ？これ、どういう事??それは桃玄じゃなくて桃k｣

蒼麗｢悪いけど話してる暇はないみたいだから、説明は後でな！｣

ナツメ｢えぇ…｣

桃花？｢早速だが、再会を喜ぶのは後だ。行くぞ、蒼麗！｣

トウマ｢今のって…?!｣

アキノリ｢もしかして、桃花がそのー、桃玄様？って言うのは本当なのか?!｣

桃玄？｢すまないが、詳しい説明は後だ。其方等は下がっておれ。｣

トウマ｢いや、僕達も戦おう！｣

アキノリ｢あぁ！妖怪探偵団、出動だっ！｣

桃玄と蒼麗とアキノリ以外｢おー！｣

桃玄？｢ふふっ…あの者達を見ていると、昔を思い出すのぉ……｣

蒼麗｢桃玄様、今は空亡に集中しましょうよ…｣

桃玄？｢嗚呼、すまない。では、久しぶりに本気で行かせてもらうぞ、空亡！｣

空亡のチカラ→←空亡出現

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