失われた記憶 ページ24
桃花side
麗奈「覚えてるも何も、俺、お前らの事知らない…」
麗奈以外「えぇーっ?!」
もしかして、記憶喪失って奴…?←
え?記憶喪失って治るの??←
って、今はそこじゃないか。
桃花「ほ、ほんとに私達の事、覚えてませんか…?」
麗奈「……(。_。`)コク」
え?
そんな…
改めて麗奈さんの頬を見てみる。
もしかして、この痣に何かあるとか…?
必死で頭をフル回転させる。
けど、思考を遮るかの様に頭痛がした。
桃花「いっ…」
ナツメ「桃花ちゃん?」
ナツメさんが呼ぶ声がするけど、気にしてられない。
思い、ださ、な、きゃ…
その瞬間、視界が真っ暗になった。
なんだろう、と考える間もなく、視界は元に戻った。
見回してみると、私は異世界の床(?)に横になっていた。
桃花「あれ…私……。」
まだ痛みの残る頭を押さえながら、上半身を起こす。
ナツメ「桃花ちゃん!」
私が起き上がると、ナツメちゃんが抱きついてきた。
アヤメ「急に倒れたから、びっくりしたよ…」
トウマ「もう、体調は大丈夫?」
待って待って待って待って。
桃花「え?私が倒れたって…?」
トウマ「覚えてないの?」
今日、そればっかり言われる気が…
私、どうかしちゃったのかな。
アヤメ「急に大きな音がしたと思ったら、倒れてたんだよ。けど、すぐに意識が戻ってよかった…。」
桃花「そっか……心配かけてごめんなさい。もう平気ですから。そう言えば、麗奈さんは?」
トウマ「やっぱり、僕らの事を覚えてないって。それで、どうするかを相談してたんだ。」
桃花「そう、ですか…」
確かに、記憶のない人を無理に連れて帰る訳にはいかない。
そう考えていると、
桃花「いっ…!」
右手の甲に一際強い痛みを感じた。
思わず、顔を歪める。
見てみると、痣が一回り大きくなっていた。
桃花「ひっ…!」
どうしよう。
私も麗奈さんの様に皆の事を忘れてしまったら…。
そうなったら私は、
「本当の独りになってしまうから___」
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ニャ助(プロフ) - ピカさん» 読みにくいですか?変えるかどうか相談しておきます!返信遅くてすみません! (2020年5月9日 7時) (レス) id: 636a33148d (このIDを非表示/違反報告)
ピカ - ていうか、文字って変えられたんだ。(^o^; (2020年1月3日 20時) (レス) id: 522767a1ca (このIDを非表示/違反報告)
ピカ - なんか、めちゃくちゃ読みにくくなっている…(゜o゜; (2020年1月3日 20時) (レス) id: 522767a1ca (このIDを非表示/違反報告)
ルナ☆(プロフ) - ニャ助さん» ありがとうございます!助かります…! (2019年10月18日 20時) (レス) id: 65ed62dd2f (このIDを非表示/違反報告)
ニャ助 - 覚えてます!今ここで教えるのはアレなので合作募集(Part1の方)してたホムペにコメントしておきますね! (2019年10月18日 18時) (レス) id: fbe42aa5ce (このIDを非表示/違反報告)
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