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私の家はお金持ち。 ページ11

桃花side

私の名前は城南(じょうなん) 桃花(ももか)

城南家の一人娘で、いわゆるお嬢様。

父は天才シェフ。母は天才パティシエ。

そのせいで、お金では苦労してこなかったが、人間関係では苦労しかしてこなかった。

お金持ちだから。才能があるから。

それだけで、馬鹿みたいに注目を浴びなければならない。

もっと、普通の女の子に生まれたかったな。

しかも、私には普通じゃない所がもう1つある。

それは、妖怪が見えてしまう事。

物心着いた時から見えていたから、妖怪と一緒に過ごして来たと言っても過言ではない。

この事は誰にも言ったことが無い。

両親にも、友達にも。

だって、ただでさえ普通じゃない女の子なのに、もっと普通じゃない女の子になっちゃうから。

だから、見えてても知らないフリをしていた。

たまに目が合うと、興味本位でこちらに来る妖怪もいる。

が、それも無視しなければいけない。

ちょっと、可哀想だけど。

そうこうしているうちに、学校に着いた。

私が通う学校は、調理や製菓の超有名お嬢様学校「私立アクア学園中等部」。

ここは、数々の天才料理人や天才パティシエを育成してきた、名門校。

私は、初等部からこの学校に通っている”内部組”だ。

しかも、入試はトップ。

それもあってか、今では私はアイドルみたいな事になってしまっている。

学校には私のファンクラブまであり、学校での呼び名は「桃花様」。

何故同級生なのに様付けされなくちゃいけないのか、よく分からない。

そんな憂鬱な気持ちのまま、教室に行き、席に着く。

思わず、はぁ…と、ため息が出る。

今日は、珍しく1番だったようだ。教室には誰もいない。

私は席からたち、窓際に行った。

窓の外を眺める。

桃花「誰か、私を連れ去ってくれないかな。」

そんな、意味もない願いを零しながら……

星を眺める少女→←初出動



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ニャ助(プロフ) - ピカさん» 読みにくいですか?変えるかどうか相談しておきます!返信遅くてすみません! (2020年5月9日 7時) (レス) id: 636a33148d (このIDを非表示/違反報告)
ピカ - ていうか、文字って変えられたんだ。(^o^; (2020年1月3日 20時) (レス) id: 522767a1ca (このIDを非表示/違反報告)
ピカ - なんか、めちゃくちゃ読みにくくなっている…(゜o゜; (2020年1月3日 20時) (レス) id: 522767a1ca (このIDを非表示/違反報告)
ルナ☆(プロフ) - ニャ助さん» ありがとうございます!助かります…! (2019年10月18日 20時) (レス) id: 65ed62dd2f (このIDを非表示/違反報告)
ニャ助 - 覚えてます!今ここで教えるのはアレなので合作募集(Part1の方)してたホムペにコメントしておきますね! (2019年10月18日 18時) (レス) id: fbe42aa5ce (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ニャ助&ルナ☆ x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年9月13日 20時

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