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「本屋、のどこだろう？」
手を繋いだまま、考え込むように手を揺らすAに話しかける。
「本屋しか書いてなかったの？」
「なかった」
「じゃああれだ、店員だな、店員。すいませーん！」
「番組的に少し探したほうがいいんじゃない、ですか？」
「いい、いい、めんどくさい。どうせカットされるんだから」
Aのいいところは、正直なところだ、とメンバーはいっていた。
「あ、すいませんあのー、なんかミッションカードみたいなの預かってませんか？うちの失礼な製作陣から」
一言多いところも、魅力といえば魅力だ。
ときに母国語並みのボキャブラリーで繰り広げられる皮肉はファンに言わせるとチャームポイントらしい。
「カードの場所はわかりませんが、伝言をお預かりしてます」
二人よりいくつか歳上に見える店員が答える。
歳上に見えるが恐らく同世代だろう。
二人共かなりの童顔だ。
「....もう始まってるのね、スタンプラリー」
Aの目は、目より上を見てる。
「はい。これはヒントです。
『二人の真ん中の、赤い星を探せ』
では、頑張ってください」
「...はい。ありがとうございます」
Aの目は、額より上を見てる。
そして恐らく今の話を聞いてない。
「......真ん中の、赤い星だって」
「え？あ、うん、ああ、はい、ね。だいぶ意味わかんない」
「そうですね」
Aはまだ上の空だ。
「ねえ、ミ、シウミン....さん」
「はい？」
ミンソクはAの言いたいことが予想できた。
「今の人、の」
うん
「年って！きっと同じくらいですよね！私たち童顔だし、年上に見えたかも！でも！同じかな！」
「そうですね、きっとそうだとおもいます」
うん、きっと、ズラだと思うよ。
若ハゲなんだね。
Aはきっと今夜、思い出し笑いするだろう。
ミンソクは、彼女のそういう、時折やたら幼稚で素直なところが好きだった。
今だけでも、テレパシーが使えたらいいと思った。
彼女に、わかってるよ、と言いたいと思った。
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やま(プロフ) - 続きが気になってたので、更新めちゃくちゃ嬉しいです(＾▽＾) (2020年2月20日 2時) (
レス) id: d703a895c5 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - すっごく面白くて続きがめちゃくちゃ気になります！もう更新されないんですか？ (2018年7月29日 17時) (レス) id: deb211a472 (このIDを非表示/違反報告)
ぷーたん(プロフ) - ここからどうなるのかすごい気になってます。更新待ってます！ (2017年4月11日 14時) (レス) id: 00423f2856 (このIDを非表示/違反報告)
はなうたこ(プロフ) - 館花茶妃さん» ありがとうございます！ここからはなんとかイチャイチャさせたいと思ってます〜〜お待たせしてすみません！ (2016年11月14日 15時) (レス) id: d7566ac4dc (このIDを非表示/違反報告)
はなうたこ(プロフ) - peachさん» ありがとうございます！自己満感強いのに楽しんで頂けてうれしいです！ (2016年11月14日 15時) (レス) id: d7566ac4dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなうたこ | 作成日時：2016年9月7日 20時
