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1日中街中でロケをしてたから、情報はあっという間に広まっていた。
Aが宿舎に帰る頃には各ニュースサイトに記事が上がっていた。
ご丁寧に手を繋いだ写真付きで。
人気アイドル夫婦誕生！だの
あのEXOから初の既婚者！だの
次の夫婦は国際結婚！だの
予想以上に盛り上がる周りの熱に、Aが今冷静に思いつくのはただ、
お願いだから仮想をつけて欲しい、ということくらいだった。
「オンニ〜〜どうだったの〜。もうオンニが手繋いでる写真見てびっくりした！あのオンニが男の人と手繋ぐなんて！」
末っ子のソネが長い足を絡ませながら話しかけてくる。
ソネちゃん、おねえちゃん重い。
「繋げって言われたから繋いだの。あんたまで写真見たの？そんな出回ってんの？」
「ううん、私はおっぱに送ってもらったんだよ〜だから超高画質」
「おっぱはあんたに甘すぎる」
「ねえでもすごいじゃん。あのEXOが旦那とか。オンニ大変。小姑何百万人？」
ユリはいたって冷静だ。
飲む？とビールを見せてくるけど力なく断る。
今日酔ったら限界を超えそう。
「本当だよ....私のインスタどうなってるかな....怖くて開きたくないわ....」
「私さっき見た見た。コメントすっごいよ。今度ツーショットとか載せてみたら。燃え上りそう」
「なんでそんなに楽しそうなのよ」
ソファーでスマホをいじってるミナが会話に入ってくる。
「でもさ、オンニって、シウミンオッパと知り合いだった？」
もう一人の末っ子がホットミルクをかき混ぜながら隣に座る。
あ、美味しそう。
「.....いや？あ、まあ、そりゃ、顔と名前は知ってるけど。これといって話したことはないけど。ジウンちゃん、お姉ちゃんにもホットミルク」
「ふーん。
やめときなよ、オンニ牛乳でお腹壊すじゃん」
冷たい。
「.......なんで聞くの？」
「なんか、なんとなく、写真のオンニが普通だったから。
オンニ、超人見知りなのに」
ジウンちゃん、鋭い。
「....向こうもアイドルだからね。全くの他人とはまあ違うでしょ。よく見る顔だし」
納得いったのかいってないのかわからない顔して、ジウンは部屋に戻っていった。
そしてホットミルクは本当にくれないのね....。
「オンニー！ワインはー？開けるー？」
「今日は飲まないってば！！！」
毎晩飲んだくれているわけじゃないんだって！
色んなことがキャパオーバーだ、とAは思った。
でももう始まってしまった。
後戻りはできない。
最後まで隠さなければ。
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やま(プロフ) - 続きが気になってたので、更新めちゃくちゃ嬉しいです(＾▽＾) (2020年2月20日 2時) (
レス) id: d703a895c5 (このIDを非表示/違反報告)
れもん(プロフ) - すっごく面白くて続きがめちゃくちゃ気になります！もう更新されないんですか？ (2018年7月29日 17時) (レス) id: deb211a472 (このIDを非表示/違反報告)
ぷーたん(プロフ) - ここからどうなるのかすごい気になってます。更新待ってます！ (2017年4月11日 14時) (レス) id: 00423f2856 (このIDを非表示/違反報告)
はなうたこ(プロフ) - 館花茶妃さん» ありがとうございます！ここからはなんとかイチャイチャさせたいと思ってます〜〜お待たせしてすみません！ (2016年11月14日 15時) (レス) id: d7566ac4dc (このIDを非表示/違反報告)
はなうたこ(プロフ) - peachさん» ありがとうございます！自己満感強いのに楽しんで頂けてうれしいです！ (2016年11月14日 15時) (レス) id: d7566ac4dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はなうたこ | 作成日時：2016年9月7日 20時
