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黄「香水変えたん？」
「え？私、香水つけてないよ？」
黄「え、そうなん？」
「あー、でもシャンプーは変えたかも」
…心臓が騒つく。いや、まさか。そんなことはない
黄「ご飯は食べたん？」
「うん！友達と食べてきた」
黄「……」
「淳太ー？」
黄「なにー？」
「久しぶりで緊張するね」
黄「ほんまやな」
お互いにぎこちない感じ……でも嫌じゃない空気感。
「淳太」
黄「ん、？」
触れるか触れないかのキス。
黄「どうしたん？積極的やな」
「…会いたかった」
黄「俺もやで？」
そのまま身体を重ねる。
「私には…あなただけ…」
黄「ふふふ、可愛いな」
最初はその言葉の意味が分からなかった。
ただ、俺のことを愛してやまないと思っていた…
でも、本当はそうじゃなかった……
…………
………
……
…
それからもう少しで付き合って一年目になろうとしていた時、事件は起きた。
黄「じゃあこれは何なん？！」
「それは…っ」
黄「浮気やんな？」
「……」
黄「どう説明してくれるん？」
「…私にはあなただけなの…」
黄「……」
今にも泣きそうな彼女。元々人の悲しむ顔が好きじゃない俺は許してしまいそうになる……
黄「……」
「本当に…ごめんなさい…」
黄「……」
「もう、2度としないから…っ」
黄「…今回だけやからな」
今回だけどいい、俺のだと分かるように指輪をプレゼントした。肌身は出さず付けておくようにと。
「私には淳太だけなの、本当に…っ」
黄「俺しか見たらあかんねんで、分かる？」
寂しかったから浮気したと。たしかに、２人の時間がなかったっていうのはある。俺も仕事が立て続けに入っていたから職場でもあまり顔を合わせることがなかった……
たしかに……俺も悪い。
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作者名：てて。 | 作成日時：2021年4月28日 14時
