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川を見つけ、アキトの膝を消毒する。
めちゃくちゃ叫んでた。森が騒つくくらい。
橙「いだーーーいやだーーー」
黄「しゃーないやろ？ちゃんと洗わな」
青「なぁー急いだ方がいいんちゃう？」
黄「え？」
青「俺ら囲まれてる」
黄「は？」
顔を上げると二足歩行の野犬が4体。
黄「………」
ここで俺の中の糸が完全に切れた
黄「…お前らほんまに…っ！！！」
青「あー、めちゃくちゃキレてるやん」
八つ当たりのように4体一気に倒し、アキトを引きずり森を抜ける。
青「あれ、街ちゃうん？」
黄「やっとついた…はよ降りよ」
橙「ジュンタくぅん」
黄「今度はなんや」
橙「引きずられたからズボン穴空いた…」
黄「は？もぉおお…ええって…」
青「いいやん、めちゃくちゃ、っはははははっ」
橙「見んといてよぉ…」
黄「……」
持ってきていた布を腰に巻かせ、街まで降りる。
入り口まで来たけど……
青「何か騒がしいな？」
黄「何かあったんかな」
橙「誰もおらんなぁ…お腹減ったなあ…」
黄「取り敢えず…何か食うか…」
青「俺はなー、イタリアンがいい」
黄「そんなんあると思ってるん？」
青「何で逆にないんや」
黄「…はぁ、」
「ごめんね、旅のお方は入れないんだよ」
黄「は？！なんでなん？！！？」
「通り魔があってね、どうやら他所から来た人らしくて」
黄「俺ら今きたばっかやのに？！」
「だからうちは入れてあげられないんだ」
黄「…嘘やん…」
橙「悪い奴もおるんやなぁ…」
青「どーするー？」
黄「…この調子じゃどこもあかんと思う」
橙「おじさん、ありがとー」
「おう」
黄「通り魔が他所のやつやったからって…」
青「どんな奴なんかなぁ？」
黄「でっかいやつちゃうん」
青「めちゃくちゃ適当やん」
黄「もうどうでもいいわ」
橙「ジュンタくぅん」
黄「何や」
橙「見て」
黄「ん？」
街の人たちに囲まれてる俺ら。
何でやと思う？
俺らにも分からへん。でも逃げて変に刺激するのも…
どうしたらいいんや…
黄「あ、あの…」
「今持ってるもの全部出しな！！」
黄「は、？」
「その！腰についてるのとか全部！」
黄「いや、俺らは…」
青「何、こいつら。全部殺っていいん」
黄「いや、あかんよ。」
橙「…何でこんな怒ってるん」
黄「通り魔と勘違いしてるんちゃうかな…」
橙「俺ら、そんなことしてな…っ」
アキトは声がでかい。取り敢えず口を塞ぎ黙らせる
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作者名：てて。 | 作成日時：2021年6月21日 21時
