Wizard (ページ5)

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Bチームページ5

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橙「俺はなー？ジュンタくんと同じチームで嬉しいねん」
黄「いや、うん、分かった」
青「これさー、何か近道とかないん？」
黄「ないねん」

Aチームから30分遅れて出発したBチーム。
俺はもうこいつらとは無理やと思っている。

黄「お前ら、ほんまに危機感持ちや？」
青「いやいや、楽勝っしょ！」
橙「俺はジュンタくんがおれば何でもいいねん」
黄「…はぁ」

俺もトモヒロチームに入りたかった。
何なら、トモヒロ、俺、タカヒロのチームが良かった。なんでなん？先生……

橙「ん、魔物の匂いがする」
黄「えー？ぜんっぜん分からへん」
青「雨降らせてみようか！」
黄「え、なんで？！！？」

リュウセイの謎の魔法、アメフラシ。
ずぶ濡れの俺ら。いや、意味わからへんやろ…

　「キュゥ…」
橙「あ、可愛いうさちゃん出てきたで？」
黄「アキト、っ！触ったらあk…」
橙「え？」
青「……」

リュウセイが呪文を唱え、氷の中に閉じ込められたうさぎ。

橙「えっ、何でこんなことするんよぉ！」
黄「そいつは毒うさぎやで」
橙「えっ？！そうなん？！」
黄「ていうか、リュウセイいつからその魔法…」
青「俺、階級上がってん」
黄「え、嘘、いつ？」
青「今朝？」
黄「えっ、てことは…」
青「初めて使う」
黄「よう成功したな…」

リュウセイの奇跡的な魔法のおかげで誰も怪我せずに済んだ。アキトが可哀想やからと木の根元に氷を動かし、ごめんな？と声をかけてまた歩き出した

橙「しっかしさー、この試験ほんまに必要なんかな」
黄「どうなんやろうね」
青「早く帰りたいなー」
黄「取り敢えずこの森抜けへんと街に出られへんから」
橙「ジュンタくんのために頑張るぞーっ！」

元気に走り出したアキト。石に躓き転倒。大号泣。
それを慰める俺。一度でかい魔法を使って力がないリュウセイは回復魔法を使うことができず

そのまま歩き出すことに

黄「な？森は危険がいっぱいやからやたら無闇に動いたら危ないんやで？」
橙「う゛ん゛」
黄「きっと街に行けばAチームもおるし、何かしらあるやろうから」
橙「我慢す゛る゛…っ」
青「アホやな」

半泣きのアキトの背中をさすり泣き止ませ、マイペースなリュウセイについていく。

青「なぁ、ほんまにこっちで合ってるん？」
黄「え？知ってて歩いてたんちゃうん？」
青「いや…」
黄「…いや、嘘やん…」
青「なんとなくこっちかなーって」
黄「…もうええって…」
橙「ジュンタくぅん…血ぃ…」

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