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赤「さっきさぁ？足音が３つ聞こえたはずやねん」
緑「え？」
桃「でも魔物2体しかいなかったやん」
赤「ザッザッて音と、ペタンペタンって音が聞こえたあt…」
紫「……何やこれ」
目の前には俺らの何倍もある岩。に似た魔物。
緑「…もしかして、これ？」
赤「…かもせん…」
桃「もぉおおっええって！！」
紫「……」
桃「もぉおおっ帰りたいっ」
紫「……」
赤「タカヒロ？」
緑「危ないって！！」
タカヒロが岩にそっと手を当てると緑の光が出た
岩はゆっくり横にずれて座り直した。
紫「悪いやつじゃなさそうやで」
緑「…そうなん？」
紫「な？」
岩ににっこり微笑むと岩も微笑んだ
紫「多分、これ先生が育成した子やと思う」
赤「先生が？」
紫「さっきの2体と違って殺気がない」
緑「たしかに…」
紫「だからきっと優しい子なんやろうなって」
桃「…さすがやな」
紫「さ！先を急ぎますよ！」
岩を通り過ぎ、後ろを振り向くと
笑顔で手を振っていた岩。
赤「なぁみんな何で魔法使いになりたいん？」
緑「俺は母ちゃん楽にさせたいからかなぁ」
紫「世の中に笑顔が増えたらいいなぁって」
桃「…モテたい」
赤「おい！！ノゾ…っ、ははははっ」
緑「そう言うダイキは？」
赤「んー、分からへん。でもきっとならなあかんねん」
桃「何やそれ」
赤「神様からのお告げ？」
何とか4人は街につき、約束通りお土産を買うことに。
桃「なぁー、疲れたから休もうやぁ」
緑「ノゾムー、そんな時間ないねんなぁ」
紫「日没までやったっけ」
緑「そやねん、今お昼くらいやろ？」
赤「朝一に出て着いたのが今の時間ってことは…」
緑「あんまり長居できひんねん」
桃「じゃあ、もうパッと買ってパッと帰ろ！」
緑「そうやな」
トモヒロが、ふふふと笑いお土産を選ぶ。
あーでもない、こーでもないと意見がまとまらず
結局また、トモヒロに頼んで決めてもらうことにした
俺らのチーム、トモヒロおらんかったらどうなってたんやろうな。
「きゃーっ！」
紫「え？！」
桃「なにー？」
赤「…？」
緑「先生はこれがいいかなぁ…」
悲鳴の聞こえた方に行くと刃物で刺された人が倒れていた
紫「え、何これ」
桃「これも試験の一環？」
赤「こんなことある？」
「…っ、」
赤「……」
桃「ダイキ…！」
まだ刃物を持ってる人が周りにおるかもせん、でもこの人を助けないと…傷口に手を当て目を閉じる
足音を聞くのと傷口治療に専念する
赤「タカヒロ！ノゾム！」
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作者名：てて。 | 作成日時：2021年6月21日 21時
