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最近、この辺で殺人事件が起きたらしい。
その犯人はまだ捕まっていない。

夜道は危ないから、明るい道を選ぶようにしている


 「残業とか……もー、最悪…」


そんな独り言も虚しく、急足で家路へ向かう。
いつもは通らない公園を横切ると近道なので、横切ることに


 「…ん?」


黒い影が動いてる。木か何かかな…
そんなことを思いながら急足で横切る


翌朝、昨日横切った公園で滅多刺しにされた女性が見つかったと言うニュースを見た。


 「え…」


心臓が騒がしくなった。え?もしかして…もし、…あれが、あの行動が………

血の気がサーッと引いた。



ー ピンポーン


 「はーい」
青「あ、すみません。警察です。」
 「あ…はい…」
青「昨晩、この近所の公園で殺人事件がありまして」
 「あー…」
青「23時頃何してましたか?」
 「私はその頃…」


その頃、丁度あの公園を横切っていた時間帯に近い
素直に言うべきか……

それとも家にいたと言うべきか……


 「私はその頃丁度家に着きました。残業だったので」
青「……その公園に立ち寄りました?」
 「いえ、あそこは真っ暗なのでいつも遠回りしてます」
青「そうですよね。女性一人じゃ…危ないですもんね」
 「…犯人はまだ捕まってないんですか?」
青「まだ捕まってないんです」
 「……」
青「ただ…その公園を横切ったらしい人がいるって情報がありましてね」


私だ……


青「その人が犯人の顔見てないかなと思いまして」
 「あー…そうなんですね」
青「…で、一件ずつ回って聞いてるんです」
 「お力になれず…すみません…」
青「いえ、ご協力ありがとうございました」


やっぱり素直に言えばよかったかなあ…
そう思いながら、ふとインターホンモニターを見るとまださっきの警察官が立ち止まっていた。


 「え…」


睨んでるようにも見えたし、微笑んでるように見えた…


 「やばいかも…」


心臓が騒つく。とりあえず鍵をかけて震える手を抑えた。大丈夫大丈夫と自分に言い聞かせ、これは警察に言うべきなのか…

それとも…いや、どうしよう……

でもあの人が犯人と決まったわけじゃないし…
今日が休みで本当よかった……



…♪…♪…♪…♪…


 「も、もしもし…」
智「あ、もしもしー?」
 「智子?!智子、っどうしようっ」
智「えっ、え?どうしたん、大丈夫?」


智子に事情を説明し、家から出たらあかんよ。と言われた。出ないけど…出れないし…どうしよ…




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てて。(プロフ) - りんごタルトさん» コメントありがとうございます!一人に見せかけた二人の犯行です。分かりづらかったかもしれないです;( (2021年5月9日 13時) (レス) id: dbbfb38fdd (このIDを非表示/違反報告)
りんごタルト - コメント失礼します! ちょっと、こんがらがってしまって… 解説お願いできませんか? (2021年5月9日 11時) (レス) id: 5316914197 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てて。 | 作成日時:2021年5月9日 9時

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