Satisfy (ページ5)

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次の日、起きたら身体がだるくて…

紫「…嘘やん」

熱。熱熱熱。あーー、だるいって…無理やって…
もぉおおおっ…

紫「……まじか」

冷蔵庫の中は水だけ。Oh my gosh...
小瀧さんを召喚するか…

紫「……ｯﾁ」

なんんっで出ぇへんねんっ！！！
バカ小瀧！！！

紫「…コンビニ行くか」

財布と携帯……あと、鍵か…
あー…ほんま、体重いわ…くっそー…

部屋を出るとAちゃんもどこかに出かけるようやった

紫「おは…っ、」
　「濵田さんっ？！！」
紫「……」

世界が真っ白になってぐるぐる回って………

……………

………

……

…

紫「…んん」

甘い匂い…俺の部屋ではない。目を開けると横にはクマのぬいぐるみ。女の子の部屋や。

　「あ、目冷めました…？」
紫「…ごめんな」
　「いや、突然倒れたので…」
紫「あー…重かったやろ…ごめんなぁ…」
　「力はある方なので！」
紫「…そうなんやぁ…意外やなぁ…」
　「あの…でも…」
紫「ん？」
　「…引きずったので…踵が…」

頑張って引きずったんやろうな。踵が傷だらけや

紫「ふはは…いや、いいよ。ありがとうな」
　「冷えピタ買ってきたので、変えますね」
紫「……」

手際良くタオルから冷えピタに変える

紫「兄弟とかおるん？」
　「弟が3人います」
紫「ほぇー…お姉ちゃんなんや」
　「意外にも、お姉ちゃんなんです」

ふふふと笑うAちゃん。
胸がキュッとなった。

紫「……」
　「お腹…空きましたよね。ご飯作りますね」
紫「……」
　「え…」
紫「……」
　「濵田…さん？」

Aちゃんの腕を掴み動きを止めてしまった

一人に…せんといてほしい…
今は隣に誰かいてほしい…

紫「あ、…ごめん」
　「大丈夫…ですか？」
紫「大丈夫。ごめん」
　「…体調悪いですか？あまり顔色が…」
紫「ごめんな、大丈夫やから…」
　「まだ、…まだ寝ててください」
紫「……」
　「……？」
紫「なら…ワガママ言ってもいい？」
　「え？」
紫「…もう少し側におってほしい」
　「え、っあ…はい…」

ぎこちなく返事はしてくれたものの、優しく手を握り兄弟の話だったりお仕事の話だったり…色々してくれた。

紫「……」
　「いつもお疲れなんですね」

目が覚めたら夕方やった。

紫「……」

携帯を見ると望から鬼の着信

紫「…あ」

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