7、渡さないけど ページ7
さとみside
こ「…かっ、可愛すぎるね…!!」
真っ赤な顔であたふたと話し続けるころんとは対照的に、
俺の頭はパンク状態に近かった。
……は?すき?好き?…ころんが?莉犬を?…
沸々と、何かがあふれでてくる。
さ「悪いけど、渡さない」
こ「………は?」
さ「だって俺も、好きだから。」
その瞬間、氷点下まで冷めきったころんの視線が、俺に放たれる。
こ「……あ、そ」
こ「親友でも、好きは譲れねぇよ?」
そういい、冷めきった瞳のまま、彼は微笑む。
さ「……その言葉、そのままそっくり返すわ。」
こ「……じゃ、莉犬君待たしちゃってるし、一旦戻らないっ?」
ニパッとした、人懐っこい笑顔に元通りするころん。
……わが親友ながら恐ろしい
さ「そーだな、……莉犬?」
莉「んっ、終わった?」コテン
こ.さ「〜〜〜〜〜/////」
……こう言うとこ、まじズルい。
莉「で、ころんくんはなんでここに来たの?」
莉「ていうか、やっぱり羽、生えてるんだね!…でもさとちゃんと形違う…?」
莉「さとちゃんの時も思ったけど、その髪の毛の色って元々そうなの?」
莉「ねえねえ、何のお仕事してるの?やっぱり妖精さんは妖精さんの仕事?」
………莉犬からの、怒濤の質問攻めである。
こ「んっ、僕は配達の仕事〜」
こ「だからさとみくんに“これ”を、渡しに来たんだよねぇ〜」
ころんが見せてきたのは、
何度も見たことのある、淡い黄色をした、封筒。
さ「…だから俺、王様の護衛は絶対に嫌だっつってんのに…」
こ「僕のところにもやっぱり来るんだよね〜…本当、懲りない王様!」
そういいころんが出したのは、
やっぱり淡い黄色の封筒。
莉「……護衛?王様?どういうこと?」
さ「……あーね、だから…」
俺のいいかけた言葉を遮り、ころんが言う。
こ「……僕たちに護衛、いわゆる用心棒になってもらいたいって言う、ちょっと変わった王様がいてね…?」
莉「な、名前は?」
.
.
さ.こ「………ななもりって言うらしい」
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杠-ゆずりは-@さとりーぬ神 - 紗夜さん» ありがとうございますぅうぅ!!頑張りますっ!!! (2019年6月12日 22時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
紗夜(プロフ) - あァ、コレも好きなだな...頑張ってください!o┐ペコリ (2019年6月12日 19時) (レス) id: ac2f11dee2 (このIDを非表示/違反報告)
杠-ゆずりは-@さとりーぬ神 - めだか@小説さん» wwwありがとう!頑張るねぇぇえぇぇぇぇ!!www (2019年6月10日 22時) (レス) id: 550abac7bf (このIDを非表示/違反報告)
めだか@小説 - いや、面白い予感しかしないね、うん。なんでこんな神作ばっか書けるの?羨ましいいいいいいい!((((更新頑張って!) (2019年6月10日 0時) (レス) id: db8e613b5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杠-ゆずりは- | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kuty/
作成日時:2019年6月9日 18時