どうも、アキハバラディビジョンです。【男主】

第三十七話 ページ44

一郎『ヨコハマ…左馬刻も入る予定なのか』

一郎が「MAD TRIGGER CREW」と書かれた部分を見つめて苦虫を噛み潰したような顔をした。

二郎『兄ちゃんの因縁の相手じゃん！なあ琥珀、あんな奴居なくても勝てるよ！』

三郎『おい低脳、相手は歳上なんだからちゃんとさん付けで呼べ！』

琥珀『べ、別に呼び捨てで構わないよ!?』

三郎の発言に驚いたように琥珀はすぐに言葉を返す。

三郎『…まあ二郎の発言には同感です。あんな奴居なくても十分力は足りてます。むしろ彼奴が居るといち兄の力が十分に発揮出来ません！』

『んー…』

二郎、三郎の言い分は確かに一理ある。
大切な兄の宿敵、そんな簡単に手のひらを返して「友達になろう」だなんて口が裂けても言えないだろう。

琥珀『え？一郎君と左馬刻さんって何かあったの〜？』

真裏『ばっ！！！！…馬鹿かお前！てめーは何にも知らねえのかよ！！！！！！！』

琥珀『うん。』

真裏『ったく……』

真裏は琥珀の手を掴み別室の方へ連れていった。

一郎と左馬刻の関係について1から説明しているのだろう。

配慮して別室の方に行ったのだろうが、その関係性について熱弁する声は全て漏れていた。

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