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虎「…Aちゃん、擦ると目腫れるよ」
「……ん、そうだね」
大号泣してるのに、ハンカチを持っていない女子力。
きょろ、と見渡しても、ティッシュ見当たらないし…。
すると、一虎くんは立ち上がって震える手で私の頬に触れた。
虎「……………あったけぇ」
「うん…一虎くんの手も温かいよ」
虎「やば……好きな子に触れるって、こんな幸せなんだ」
きっと今まで、人に触れずに生きてきたのかな。
私は、震える一虎くんの手にそっと自分の手を重ねた。
…大丈夫だよ、なにもかも覚悟してる。
虎「……オレね、Aちゃんに出会うまで好きな子とかいなくて」
「……うん」
虎「恋愛とか、しちゃいけないと思ってたし…。人に触れるのだって怖いし」
「うん、」
虎「でもAちゃんのことはさ、なんか…もっと知りたくて、沢山会いたくて、好きに、なって欲しくて」
「…私もだよ」
虎「でも大事になればなるほど、傷つけたくなくなっていってさ…だからこんな、触れ合えるなんて思ってなかった」
これは一虎くんの本音だ。
いつものらりくらり、猫のように本音を見せてくれなかった彼だけど…。
やっと、心の奥底を見せて貰えた気がする。
「…大丈夫、私ちょっとやそっとのことじゃ傷つかないよ。結構強いんだから」
私はわざと、おどけて見せた。
虎「…っはは、確かに。Aちゃんは強いや」
一虎くんも笑ってくれて、優しい雰囲気が部屋に流れ込んだ気がした。
…その時。
ガチャ、と玄関が開く音がした。
冬「すいません一虎くん！客注の件で至急確認したいんですけど…」
虎「…あ？今かよ…ごめん、ちょっとまってて」
一虎くんはそういうと、ゴシっと涙をふいて玄関へ向かった。
冬「今かよじゃないですよ！客注商品なんでこんな数取ってんすか」
虎「えー？10個でしょ確か」
冬「アンタ100個頼んでんすよ！！どうするんすかもー…」
虎「えー？あはは、まぁ田中さん毎週買いに来てくれるから大丈夫だって」
なにやら発注のトラブルのようだ。
大丈夫かな？とリビングから顔を覗かせた時。
虎｢あ、てか千冬｣
冬｢はい！？なんスか！？｣
虎｢付き合うことになった！Aちゃんと！｣
え！？発表雑！？
当たり前だけど…私が驚く以上に、松野店長は驚いてしまって。
冬｢……！！？｣
宇宙猫の顔に、なっていた。
一虎くんは、死ぬほど笑っていた。
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鈴＠不登校なりかけ(プロフ) - もう…好き…（語彙力皆無）一虎くんが死ぬほど笑ってるとこ見たいな…（）いっぱい更新して下さりありがとうございます… (5月14日 21時) (
レス) @page26 id: d1eba475be (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - 鈴＠不登校なりかけさん» 初めまして！コメントありがとうございます(>_<)私生活がバタついていて、更新遅れてしまい申し訳ないです…！待っていてくださってとっても嬉しいです！これから更新頑張りますので、どうぞよろしくお願いします！ (5月12日 0時) (レス) @page16 id: f848a8e85a (このIDを非表示/違反報告)
鈴＠不登校なりかけ(プロフ) - 初コメ失礼します。久しぶりの更新ありがとうございます〜(´；ω；｀)このお話大好きなので嬉しいです！応援してます。 (5月11日 23時) (レス) @page16 id: d1eba475be (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん(プロフ) - あさん» 初めまして！コメントありがとうございます^^* 好きと言って貰えて嬉しいです！長らく時間が空きましたが、また更新再開しますので、どうぞよろしくお願いします！ (5月11日 22時) (レス) id: f848a8e85a (このIDを非表示/違反報告)
あ - めちゃくちゃ好きです…( ߹꒳߹ ) (2022年12月18日 7時) (レス) @page12 id: 2424924dd5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷりん | 作成日時：2022年11月24日 9時
