水と花の交わり

矢印鬼 ページ31

愈史郎「気を付けろ！！少しも油断するなよ！もし本当にそいつらが十二鬼月なら、まず間違いなくお前らが今まで倒してきた奴らより手強いぞ！！」

炭治郎「はい、分かりました！気を付けつつ、少しも油断せず、まず倒…今まで………はい！！頑張ります！！」

A「私も…頑張ります！！」

私は炭治郎さんに負けじとそう言った

愈史郎「珠世様！！あいつらを囮にして逃げましょう！！」

A「えっ？！」

私は愈史郎さんの言っている事に驚き、後ろを振り返った

珠世さんの方を見ると、青ざめた顔で愈史郎さんを見ていた

愈史郎「冗談です！！」

A(珠世さんがあんな顔しなかったら本当に囮にして逃げてそうだな…)

私が余計な事を考えていると、毬が私の刀に勢いよく当たった

A「うわっ！！」

私はその反動で少しよろめいたが、急いで体勢を立て直した

炭治郎「A！！大丈夫か？！」

A「はい…他の事考えてた私が悪いので…」

私は禰豆子さんの方を見たら、矢印に引っ張られて、此方に飛んできた

朱紗丸「キャハハハハ！」

A「ね、禰豆子さん！！」

炭治郎「え、禰豆子？…！！」

炭治郎さんは禰豆子さんに気づくと、慌てて受け止めた

朱紗丸「さぁ死ね！！」

朱紗丸が毬を私達の方に飛ばしてきたが、お互い逆側に避けた

A(どうしたら…)

愈史郎「男の鬼狩り！！お前はまず矢印の男をやれ！！毬の女は俺達と妹、女の鬼狩りで引き受ける！」

炭治郎「……！！、分かりました！！」

炭治郎「禰豆子……絶対に無茶をするなよ。それからA……禰豆子を守ってくれ…」

炭治郎さんは禰豆子さんを見た後に私の方を見て、そう言ってきた

A「…はい！！炭治郎さんも気を付けて」

炭治郎「あぁ！！」

A(十二鬼月じゃないとしても…血を採らないと…！！薬を早く完成させるためにも…必ず！！)

私は禰豆子さんと一緒に朱紗丸の方に向かいながら、そう思った





大正コソコソ噂話
炭治郎はAのことを、とっても優しい人と思っています
最終選別の時も、とても優しい匂いがAからしたため、ずっと気になっていたそうです

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