【APH】Feeling ～ series1～ (ページ31)

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「…─リア！…タリ…！イタリア！」

「…─っ‼」

イタリアは勢いよく飛び起きた。どうやら、イギリスにたたき起こされている様だ。

「すまん。これは時間制限があって、10分まてし「Aちゃん‼Aちゃんは⁉」…ったく。…こっちのベッドにいる。」

自分の話を聞きもしないで、Aの確認をしたがるイタリアに思わずイギリスは呆れてしまう。

「Aちゃっ…いったぁ…」

「バカッ…ちゃんと外してからにしろ。」

急いでベッドから飛び降りようとしたが、頭に機械を付けたままだったので、グイッと頭が引っ張られ、首を捻ってしまったのだ。

せっかちにも程があるぞ、とイギリスが呟いた。

「ほらよ。」

イギリスが丁寧に機械を取り外す。

「ありがとう…」

イタリアは今度こそAのもとへ駆け寄った。

「Aちゃん…？」

イタリアはAを揺すってみる。すると、Aはゆっくりと瞼を開けた…

「イタリアさん…」

「Aちゃん‼…良かったぁ…」

思わずイタリアはAに抱き付いた。それをAは支える。その様子を見ていたイギリスはフッと微笑みながら説明した。

「そろそろ時間切れだ…って時に、Aの周波が変わったから、もしかしたらって思ったが…よくやったな、イタリア。…って！別にお、お前を誉めてるんじゃなくてだな‼現代の機械がすごいんであって……あぁ。クソッ…何でもねぇよバァカ。」

イギリスの俗に言う、ツンデレが連続していたが、やはり、イタリアの功績は称えるべきものだと思ったのだろう。

イギリスは廊下まで出ていって、ハンガリーとロマーノを呼びに行った。

そこには、いつの間にかスペイン、プロイセン、フランスも来ていたようで…

「はぁ⁉何でお前ら勝手に入ってきてるんだよ‼つーか服着ろ！いつまでも水着でいんじゃねぇよバカァ‼」

どうやら、ハンガリー達には部屋を貸していたから、二人は着替えていたようだが、後から来た三人は着替えていなかったようだ。

「別にお兄さんの勝手でしょう？」

「服をここに持ってくるの忘れちまったぜ…ケセセッ…」

みんなして抜けててどうする…

イギリスは呆れて物が言えない。

「つーか、Aはどうなったんだ…？」

ロマーノが恐る恐る聞いてみる。

「安心しろ。…大丈夫だ。」

一斉に歓喜の声があがった。