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彼らがAを抱えてイギリスの家に駆け込んできたとき、イギリスはかなり驚いていたのをイタリアは覚えている。
あれから、イギリスはとりあえず研究室のソファーにAを横倒し、不具合の原因を突き止めている。
「あー…作動しなくなったのは充電切れだ。お前ら、充電してたか?」
イギリスがイタリアとロマーノに聞くと、彼らは首を横に振った。
その様子を見たイギリスは「やっぱりな」と頭を掻く。充電切れじゃなく、本当に壊れてしまったのなら、どうしようかと焦っていたのだが、案外簡単な原因で良かったと安堵のため息を吐いた。
「何だよ…充電切れか…焦っちまったぜ…このやろぅ…」
ロマーノは安心し、Aの座るソファーのはじにどかっと座り込む。
イギリスはAに充電器を繋ぎ、充電を始めた。今のハイテクな世の中、1分足らずで充電が終わってしまう。
「よーし、充電完了だ。…電源を……って、あれ?」
充電が終わり、イギリスが電源を入れたのだが、起動しない。何故だ。
「えっ…何で…」
イタリアの顔には焦りが見える。
「おい、お前ら…Aがこうなる前、何かあったか?」
もしかすると、他の原因があるのかもしれない。イギリスはイタリア達に問い詰める。
「そうね…確か、未来予知をして、イタちゃんを救ってくれたの…でも、そのあと、頭を抱えて倒れちゃったのよ…確か、怖いって言ってたわ…」
イギリスは“怖い”という単語にピンときた。
(もしかして…恐怖心を自分で学んだのか…?それで、起動したくないと思ったのか…?理由は分からないが…たぶんそうなんだろう…)
イギリスはイタリア達に向き直る。
「誰か…Aを助けてくれるやつはいないか?」
イギリスはAの頬を撫でながら言った。
「……は?」
その言葉を瞬時に理解するのは難しいようだ。イギリスは険しい目をして説明をする。
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ふにゃこ(プロフ) - コメント失礼します!近未来モノでヘタリア…。すごい発想です。なんか、本当に紀田さんはすごいです…。 (2016年3月25日 2時) (レス) id: a9be79f543 (このIDを非表示/違反報告)
紀田日和(プロフ) - 莉愛さん» ごめんなさい、学校行ってました!(汗) (2016年2月15日 17時) (レス) id: 588f4773fd (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - こんにちは (2016年2月15日 15時) (レス) id: 4a9ae00163 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - 紀田日和さん» ボード行けないので…。 (2016年2月15日 8時) (レス) id: 4a9ae00163 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - 紀田日和さん» 行けましたか? (2016年2月15日 7時) (レス) id: 4a9ae00163 (このIDを非表示/違反報告)
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