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Aはスペイン広場の階段に腰かけていた。イタリア達にここで待ってるよう言われたのだ。



約10分ほど待ったら、彼らは両手にジェラートを持ってこちらに来た。



「はい、これ!」



手渡されたは良いものの、Aはジェラートを見たことがないため、それが何なのかわからなかった。首を横にかしげると、ロマーノが簡単に説明する。




「これは、ジェラートって言って、食いもんだ。クリームを冷やして固めた…って言やわかるか?」



Aはなるほどわからん状態だったか、何となく納得した。



「Aちゃんのはストロベリーね!おいしいよ!食べてみなよ〜」




勧められたし、せっかくなので口にする。



「どう?おいしい?」



イタリアは目をキラキラさせてAの反応を見る…が、Aには“おいしい”という感情がわからない。



きっと、この先もそれについてはわからないのだろう…人にとっても、それは価値観次第だし、決まった感情ではないから…




「…これは…おいしいってことなんですね…」




イタリアは微妙な反応に少し、残念に思った。いや、かわいそうに…の方が、正しいか?




自分と感情を共有することができない。それが残念で仕方なかった。



「とても…甘いですね。」



不意にAはニコッと微笑みながらイタリア達にそう言った。



「えぁ…う、うん!」



あまりに突然の事で、イタリアはビックリした。まさか味を把握できるとは思っていなかったから…



少し、感情が違っても…同じ事をしている。同じ感覚を共有できる。



そんな些細なことだが、イタリアはとても嬉しかった。



「つーか暑ぃな…明日は海にでも行ってみるか?」



ロマーノが汗を拭いながら提案する。Aは防水機能もついているため、一緒に入っても大丈夫なのだ。



「海…行ってみたいです!」


Aもそう言うことだし、決定した。



「それじゃあ、Aちゃんの水着買ってあげなくちゃ‼」



こうして3人は水着屋へと向かったのだ。

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ふにゃこ(プロフ) - コメント失礼します!近未来モノでヘタリア…。すごい発想です。なんか、本当に紀田さんはすごいです…。 (2016年3月25日 2時) (レス) id: a9be79f543 (このIDを非表示/違反報告)
紀田日和(プロフ) - 莉愛さん» ごめんなさい、学校行ってました!(汗) (2016年2月15日 17時) (レス) id: 588f4773fd (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - こんにちは (2016年2月15日 15時) (レス) id: 4a9ae00163 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - 紀田日和さん» ボード行けないので…。 (2016年2月15日 8時) (レス) id: 4a9ae00163 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - 紀田日和さん» 行けましたか? (2016年2月15日 7時) (レス) id: 4a9ae00163 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:モノクロアリス x他1人 | 作者ホームページ:  
作成日時:2016年2月1日 13時

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