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「それでは皆様。お休みなさい。」
時は深夜0時。Aは国々がそれぞれ布団に入り込むまで見守っていたのだ。
今ようやく、最後まで起きていた香港が寝付いたのだ。
「僕は…これから何をするべきなのでしょうか…」
残念ながら彼女には“眠り”はプログラミングされていない。強いて言うなら、電源を切る、位しかできないのだ。
自分で電源を切ることはできても、付けることができないので、緊急の時以外は年中無休で働いているのだ。
特に何もすることの無い彼女は縁側に座り、ぼーっと月を眺めていた。
彼女は今日できたばかりで、この世界のことを何も知らないのだ。いや、プログラミングされていることは知ってるのだが…
彼女は自分の存在意義を理解していない。ただ、自分は『防衛用ロボット』としか認知していない。
変に感情をプログラミングされてしまったので、自分が何者なのかを考えてしまうようになってしまったようだ。
「…僕は…何者なのでしょうか…」
無機質に響く自分の声。明らかに日本や中国らとは、自分は何かが違うのだ。
わからない…わからないことだらけだ…
そんな時、カタッという音が後ろから聞こえてきた。Aが後ろを向くと、そこには日本の姿が…
「どうかしましたか?」
「眠れなくて…Aさんは?」
「もともと…僕には“眠り”は備わっていないので。」
静かに…どこか寂しげにそう言ったAに対して、そうですか…とだけ言い、隣に座った。
「今宵も夜空は綺麗ですね…」
日本はそう呟くが、Aにはわからない。今までの夜空も知らないし、“綺麗”とは何を示しているのかも…
「そうですね。」
「…ね」と言われたら、そう言い返す、というプログラム通りに動く。それがどのような意味を含んでいるのかも知らずに。
日本は彼女の味気無い返事に寂しさを感じていた。
「聞きたいことがあるんですが。」
彼女は日本にそう言う。何か、新たな感情を見付けたのだろうか…
「何ですか?」
「僕は…」
「僕は何者なのでしょう─…」
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ふにゃこ(プロフ) - コメント失礼します!近未来モノでヘタリア…。すごい発想です。なんか、本当に紀田さんはすごいです…。 (2016年3月25日 2時) (レス) id: a9be79f543 (このIDを非表示/違反報告)
紀田日和(プロフ) - 莉愛さん» ごめんなさい、学校行ってました!(汗) (2016年2月15日 17時) (レス) id: 588f4773fd (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - こんにちは (2016年2月15日 15時) (レス) id: 4a9ae00163 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - 紀田日和さん» ボード行けないので…。 (2016年2月15日 8時) (レス) id: 4a9ae00163 (このIDを非表示/違反報告)
莉愛(プロフ) - 紀田日和さん» 行けましたか? (2016年2月15日 7時) (レス) id: 4a9ae00163 (このIDを非表示/違反報告)
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