【#コンパス】Restart. (ページ1)

今日:3 hit、昨日:12 hit、合計:18,821 hit

PROLOGUE. ページ1

..

生き物には"記憶"というものが存在するーー。

「なぁ！ ×××！一緒にレトロゲームしようぜ！」

『え、やだよ』

「俺が勝ったら三徹でゲーム三昧だ！」

『いや、話聞けよ』

「よしよし、×××も楽しみだよな！」

『え、ちょ、此奴話聞かない。助けて、×××』

「いや、僕関係無いし、巻き込まないで」

『ソルトォ……』

「ま、応援くらいはしといてあげるから。僕は、今から×××ちゃんのアニメを見に……」

『ねぇ、×××。彼奴もゲームしたいってよぉ～』

「は、僕、そんな事言ってな……」

「おっ、歓迎するぜ！早速行くか！」

『はっ、ざまぁ』

「恨む」

ゲーマーとニートとの記憶も。

『ちょ、彼奴ら、ゴリゴリにHP削ってきやがる』

「一点狙いされているが大丈夫か、×××」

『ん、何とか。壁になってくれて助かったよ、×××

「俺がいるからには死なせんぞ、ﾃﾔｧ」

『良いﾃﾔｧだ。頼りにしてる。背中は頼んだぞ』

「あぁ、お前らしく突っ込んでいけ、ﾃﾔｧ」

『ん～、後はC拠点の守備だけで勝てそうだなぁ』

「はい！頑張ります！」

『私も一緒に守るから余り気張る必要は無いぞ』

「はい！ふふっ……。×××さんに撫でられると、何だか落ち着きますね。気持ちいいです」

『……はぅっ、てんしかわぃぃしんどぃ』

『全員、蹴散らしてやるッ！』

「×××！先走り過ぎよ、下がりなさい！」

『後、もうちょい、だから……っ、おわッ！』

「ほら、言ったじゃない！」

『っあっ、ぶねー……。ギリギリ……』

「全く……。……後でお説教よ」

『か、勝ったから大目に見てくれても……』

「そういう問題じゃないでしょッ！」

「ハイッ、スミマセンデシタ！」

頼れるタンク達との記憶も。

「ねぇ、×××。斬って欲しいんでしょ？ほら、大人しく手を出して。じゃ無いと、優しく斬れない」

『や、私にそんな趣味は無いです、はい』

「我に逆らう者は斬り伏せるまでだ。犬っころ」

『動物愛護団体に訴えるぞ、こらぁ』

「苦しみを分けてやろうかァ？なぁ、×××？」

『ちょ、ま、揃いも揃って顔怖過ぎ、ワロエナイ。なんで、私だけ集中狙い……、×××ちゃん助けて』

「ちょいと、×××。悪い冗談はやめとくれよ」

『や、冗談じゃないんだけど。ねぇ、×××ちゃん？

「健闘を祈ってるよ」

『う……、裏切り者めがぁぁぁあああッ！』

張り合いのあるライバル達との思い出も。