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「......アインズ様とエトロ様はこのナザリック地下大墳墓の絶対なる支配者


......行動方針や考え方はアインズ様と異なる


......エトロ様は何をなさるおつもりですか」


「......私の......


いや......


何でもない」


アルベドから目線を反らすと


アルベドは冷徹な目で、声で、


私に忠告をした


「......無論......


アインズを滅ぼそうなどとは思わないわ


......ただね......


このナザリックが危険に晒されているの


......私は......ここを......


あなたたちを亡くしたくない...


死なしたくないの


......わがままでごめんね


......ごめんね......」


私はもう死も生もない


私は私の唯一葬れる存在を封印するのだから......





私がこの世界に”存在“していたのはいつの頃だろうか


愚かな”ヒト“が起こした悲劇的な戦争の後だった?


いや...

その時には私は存在していた


ならいつだろうか


私と言う存在はいつから......


終わりのない生は、


死と言えるのだろうか


終わらないのなら死すらも、


生と言えるんじゃないのだろうか


「エトロさん


またPK派手にやったんですねぇ」


「皆さんの足手まといにはなりたくないので」


「足手まといだなんて思ってもないですよ」


「そうですよ」


「ありがとうございます」


私はいつから死ねなくなったんだろう


傷は私の身体に刻み付けられているのに......


私は死ぬことが出来ないんじゃない......


『死』そのものが存在しない


「一人は淋しいな......」


少しボーッとしているとにっこりと微笑んでるアルベドが私の方を見ていた


「アルちゃん......もし......


私がいたくなっても、


皆を......モモンガさんをよろしくね


......このギルドを


このナザリックを


アインズ・ウール・ゴウンをよろしくね」


「......」


ただただ微笑んでるアルベド


NPCだから......ね

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作者名:神無 | 作成日時:2017年1月12日 10時

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