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《サーティエンス様......
どこにお行きになられるのですか?》
「ユールの魂か......」
《サーティエンス様......どうかご無事で......》
静まれ......
サーティエンス等......
《サーティエンス様......
わたくしの心はあなた様に......》
......ユールもまた......
愛しい人を失った
私も同じく人を失った
同じ魂は引かれ合うのだな......
「許せ......」
「......エトロ様どうして第一階層にいらっしたんでありんすか?」
「......外の空を見たかったの
......空は偉大ね」
「......至高の御方よりも......でありんすかぇ?」
「......わからないわ
でもねこちらになら......空よりも私たちが......一番かもね」
「ぶっちゃけアインズ様とエトロ様どちらがお強いんでありんすか?」
「時と場合によるの
私の完全武装なら負けはしないわ
でも、
縛りがあるとキツいわね」
「そうでありんすか......
あ...それ以上行かれんすと恐怖公の所に転移されんすよ」
「き......恐怖公......か...」
「エトロ様も怖いんでありんすか?」
「......怖いと言うか......
生理的に無理ね
あれゴキッ......んん
暗黒の堕天使よ」
「そうでありんすね
妾も苦手でありんす」
「なんか話があって良かったわ」
「エトロ様
妾もついていってもよろしいですかぇ?」
「ええ
じゃあいらっしゃいな」
手を差し出す
シャルちゃんは戸惑っていた
「どうしたの?」
「わ......妾は...フライでも......」
「......あなた達はかつての仲間達の子供と同じよ
私はあなた達を等しく愛しているの
......愛を注がして...?」
「わかりんした......//」
本当に可愛いわね
「じゃあ行くわよ」
「わわわわ......」
「しっかり掴まっておきなさい」
「は......はい......」
「はぁ......すごいわね......」
やっぱり月見は夜に限るわ
「月明かりだけで見えるのはそんなに珍しいのでありんすかぇ?
第六階層の空も同じでありんすが......」
「......本物と、偽物は各が違うわ
でもそうね......
どれも同じよ
でも......美しいわ」
「......そうでありんすか」
「どうしたの?」
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作者名:神無 | 作成日時:2017年1月12日 10時