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「異業種だとしたら私はなんだ？」
「......見た目だけで言うと......
エルダーリッチ......？
でも......」
「もう良い」
確か第１０位階魔法に装備などが出る情報系魔法が合ったな
だが、一回の冒険者じゃない限り...
アダマンタイト級でも第１０位階魔法を使えるのは確認しきれてないし...
そもそもこいつ本当に何者だ...？
「ナーベはどうだ？」
「ナーベ様ですか？
......えっと...
ウサギみたいな耳なので......
きっと彼女もまた、異業種なのでは？」
「ほぅ......」
「......」
「何か間違いでも......？」
...特にないが...
んー
こいつ人間なんだろうか......
「あのー
モモン様」
「ん？
なんだ？」
「.........モモン様は......」
「なんだ？」
「戦士職なので詳しくはわかりませんが、
魔力系魔法詠唱者と信仰系魔法詠唱者どちらの方が難しいのですか？」
「......ナーベどうなんだ？」
「......魔力系と信仰系はほぼ同じですが、どちらも取るとなると...
彼女の歳ではひとまず無理でしょう」
「......だそうだ」
まぁどちらも極めるのは不可能に近いか
「それがどうしたのですか？」
「......いえ......あのー......
言いにくいのですが......
信仰系魔法詠唱者と魔力系魔法詠唱者の能力、そしてアサシンの能力を取っています」
「え......はぁ？」
「......あの......
ンフィーレアが......
言うには......
習熟期間が一年程度ですむタレントと......
真の姿を見ることのできる......タレント......
この二つを持っているらしいです」
「...ふ...二つも持つことができるのか！？」
...普通のタレント持ちは、
一人につき一個
なのにユールは二個も所持しているだと......！？
有り得ん
「それと......」
「まだあるのかね！」
「ひっ......あの......」
びびらせてしまったか
「すまない
続けてくれ」
「は......はい......
リィジーさんが言うには......
第三位階を遥かに越えたところにある
......私なら......英雄の領域まで進めるかもしれないって言ってました......」
「英雄の......？
確か第六位階か？」
「はい」
「......そうか」
そして俺たちはナザリックへと帰還した
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作者名：神無 | 作成日時：2017年1月12日 10時
