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「......そー言えばパンドラズ・アクターは無事ですよ


危害は一切加えてません


後で彼に聞くと良いですよ」


「そう言えばパンドラズ・アクターは?」


「いやー......


少々待ってくださいね」


私は自分の胸に手を当てる


そこから瓶のようなものを取り出す


「それは......?」


「...第10位階魔法......」
「《リミッター・オブ・エフィル》ですか?」


「勘が鋭いですね


正解です」


パンドラズ・アクターを瓶から出す


「エトロ様


酷いです......」


「いやぁ


モモンガさんが私の姿を見たらバレちゃうと思ってさー


ごめんね


パンドラズ・アクター」


「そう言うことなら別に......」



「そう言えばエトロさんの持ち物も持っているんですか?」


「あー


はい


一応」


ようやく思考が働いてきたのか、


デミが言葉を発した


「エトロ......様


何故急に御方がお姿を表しになられたのでしょうか」


「......モモンガさんが......生きていたから


......モモンガさんもまた、


何者かによってこの地にこさされた故か否かはわからない


...だけれど、


私の存在が確かであるように、


彼もまた、


ここに存在するのなら私は、


手を貸すわ


...仲間として...ね」


「.........エトロ様は...


ここをお捨てになられたのでは......無いのですか......?」


「デミウルゴス!」


「......良いですよ


......デミ......ううん


デミウルゴス


私はこのアインズ・ウール・ゴウンは捨てられないわ


弱かった私に......


場所をくれ、


最愛の仲間達がいるこのギルドを捨てることなど出来ない


......ヘロヘロさんも...


モモンガさんも......たっち・みーさんも......ぶくぶく茶釜さんもタブラ・スマラグディナさんも ウルベルト・アレイン・オードルさんも......


四十一人の仲間がいるここを......捨てられないわ


......私は......


四十一人を等しく......


ひとつの例外無く、


全てを愛しているよ


もちろん...


NPCもPOPも......


今さら忽然と現れて何を言っていると思うかもしれない


だけどね


私はこのナザリック地下大墳墓を愛しているわ


...この心に......


その言葉に......


嘘偽りはない!!!」


すると全ての部下たちは膝まずいた

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作者名:神無 | 作成日時:2017年1月12日 10時

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