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「はぁ......」
「大丈夫？
ナーベ様」
「......問題ないわ」
本当に疲れた......
「でも、ナーベ様と同じアダマンタイト級冒険者になれた！
嬉しい！」
「ええ
私も嬉しいわ」
ひとまずアインズ様のご命令はこなせた
ひとまずは安心ね
「アインズ様いつお戻りになられるのかしら...」
「......もうすぐ」
ユールから発せられた言葉ではないような冷徹さがあった
「ユール......？」
どうしてあなたの背後に悪魔が見えるの？
どうしてあなたは冷徹に笑っているの？
どうして......あなたの背中に羽根がはえているの......？
どうして......魔法を暗唱するの？
「ユール......もしかして......」
「ごめんね
ナーベラル
私の秘密......
まだ内緒なの」
どうして......悲しそうに笑うの......
*
「ナーベ様！！！」
「......」
ユール......の声がする......
「ユール......？」
「ナーベ様......良かった......」
「私......」
「冒険者組合に行ったあと、
ナーベ様倒れられたんだよ」
私が......？
あり得ない......
私よりも強い方は沢山いらっしゃられるが、
下等生物風情が私を攻撃できるほどの力はない......はずなのに......
どうして...？
「ナーベ様？」
「......アインズ様は......？
まだお戻りになられていない？」
「はい」
ひとまずはアインズ様にご報告しないと......
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作者名：神無 | 作成日時：2017年1月12日 10時
