30 ページ31
「......アルちゃん
アルちゃんの創造者ってタブラさん？」
......私をアルちゃんとお呼びになられるのは......
「『チャーム』......」
「はっ......」
「アルちゃんが居眠りって頂けないよー？
守護者統括なんだし、ね？」
「も......申し訳ありません！！！
ファルシ･エトロ様」
「んー良いよ良いよ
ネチネチ怒っても意味無いし...
しかもアルちゃんは一回言えば学習する子だからね」
ファルシ･エトロ様......
たしかタブラ・スマラグディナ様よりも後に入ってこられた至高の存在にも関わらず
アインズ様よりも実力者で
ファルシ･エトロ様を怒らしたら確実に死ぬと言われているほどの......『げーまー』なるお人
「ところで......
タブラ・スマラグディナ様がどうなされましたか？」
「んーッとね...
タブラさん設定魔のギャップ萌って言ってたからね
確認ー」
「設定魔......？
ギャップ萌......？
ですか......？」
「まぁそこは良いとしてー
アルちゃん......
んんッ
守護者統括アルベド
この世界について知っていることをすべて述べなさい
そして命じる
......アインズ......
『モモンガ』は生きているの？」
「生きている......？ですか...？」
「......あれの中は誰？」
「モモンガ様にございます」
「ふーん......」
ファルシ･エトロ様の背中にはえているご立派な羽根は少しだけ動いておられる
......喜んでおられるのでしょうか......？
「んー
まぁモモンガさんの事だからある程度は信じてもらえそうだけど、
ペナルティは嫌だからもーすこし粘ってみるか.....」
「ペナルティ......ですか？」
「......もう用は無いわ
じゃあねアルちゃん」
何をおっしゃられて......
*
「アル......
......ド......
アルベド！！！」
「はっ......
ここ......は......」
「第七階層で倒れていましたよ
どうしたんですか？」
デミウルゴス......
倒れていた？
私が？
「......覚えていない......わ」
「覚えていない？
...敵襲......？」
「それはあり得ないわ
きっと疲れていたんでしょう...
大丈夫よ」
......私を襲えるほどの者はいない
......至高の御方々ではない限り......
「そうよ......あり得ないわ......」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 51人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：神無 | 作成日時：2017年1月12日 10時
